「…それでね、私、大急ぎでイチゴメロンパンを口の中に詰め込んで、慌てて教室に駆けこんだの」
「…ふふ。そう、それは大変だったわね」
週末の夜。ベッドの上
みらいちゃんとリコは枕を並べ、今週お互いの身に起きた事を語り合っていた
話題は、尽きない
学校での事、友達との事、日常に起きた事…逢えない時間、とても寂しかった事
話したい事は、いくらでもある
…しかし、時間と言うものは、無情なものだ
その時間が楽しければ楽しいほど、あっという間に過ぎ去っていってしまうのだから…
何気なく時計に目をやったリコが、表情をはっとさせた
「…あら。もうこんな時間なのね」
「あ…本当だ」
時計の針が、もうじき日付が変わる事を報せている
…今夜は少々、お喋りに花を咲かせすぎたみたい
17/09/03(日)23:54:15
129レス