「カァーッ!!…ふ、他愛な…?しまっ、まだ…」パッカーン!!
「危ないところでしたね」「かたじけない…ところで貴公は?」「えっ?お母さん呼ばれたから来たんですが…」「はて?そんな覚えはないのですが…お母さん?」「えっ」「えっ」
「…一度整理しましょう、私はハシブトガラスと申します」「私はリカオン、お母さんですよ」
「や、そこが妙です、私は鳥で貴公はどう見ても犬の方…親子にはなり得ないのでは?」「でもシロナガスクジラさんのとこも似たようなものですよ?」「言われてみれば…確かに、ですが私に母はおりません」
「ならば今から家族になりましょう、私がママですよ」「しかし私はヤタガラス様にお仕えする身…というより何故こちらに?」「『母ーっ!』って私の事呼びましたよね?そうだ!叫んだから喉渇いた?お乳飲む?」「あれはただの掛け声で…ふむ、そういえば朝から何も食べてませんでしたから頂くとしましょう」
「それじゃあ…おいで?」「御意、あむっ…んぐっ!?んんん…」「ふふっ、いい飲みっぷりですねハシブトちゃん?」「けぷっ…母君のお乳…大変美味に御座いました、お昼寝したいのでお膝を…」
「ええ、おいで」「やったぁ♪」
21/05/18(火)23:46:24
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