「…けほっ、けほっ…」
みらいちゃんは口元に手を当てながら、二度、三度と咳を繰り返した
「…どうしたの、みらい?風邪でも引いた?」
「…ん~、そういう訳じゃないと思うんだけど…空気が乾燥してるからかな、何だか喉が痛くって。けほっ…」
言ってる傍から、みらいちゃんの口からはまたも咳が飛び出す
みらいちゃんは、困ったように眉根を下げる
このまま咳が続けば、生活に支障をきたしかねない。一刻も早く、何とかしなければ
その時、はたと、みらいちゃんはある事を思い出す
―…そういえば。さっき、リコが飴を舐めてたっけ…―
空気の乾燥による喉の痛みを直すには、飴などを舐めて直接喉を潤すのが一番だ
みらいちゃんは早速リコに飴を分けて貰おうと、リコに向かって手を差し出した
19/12/01(日)23:58:14
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