虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。

2020-05-16のスレッド一覧 7189件

聞こえるかねぴるす君、大気を震わせる轟きが。これは喝采であり、これは悪徳であり、そしてただ一つの救済である。 己自身の罪深さは知っていようぴるす君、ならば罪状の読み上げなどはするまいよ。私はただ木槌を振るう、あらん限りの力を込めて。いまこの瞬間を以て、君の罪はありとあらゆる者へと開かれた。傲岸に空を睨むがいい。醜悪に海を嘲るがいい。あるいは、罪を悔い大地に接吻するがいい。君は君自身の過ちをもってこの梨園の法に囚われた。 開廷である。最高裁判の開廷である。これは尋常なる裁きに非ず。君は万人に遍く罪深く、それゆえ君の罪を訴える唯一人など不要である。慈悲は万人を遍く傾き上げ、それゆえ弁舌を以て君を護る者など不要である。この場に必要なものは絶対平等なる裁判ただ一つ。絶対公正なる判決ただ一つ。 言い残すことはあるだろう。やり残したこともあるだろう。だが何一つ尋ねはしない。だが何一つ叶えもしない。そうでなければ刑罰が意味を成さぬゆえ。 ぴるす君、もはや時間が来たのだ。行くがいい、天秤の音だけが響くこの裁きの場所から、傍聴だけが溢れるこの渦巻く善意の中へ。 たか子、ロープを持ってきなさい。

20/05/16(土)20:37:35

9レス

スズカさんがアメリカから帰ってきました。 でね、私ったらアメリカに行けば嫌でも太るものだろうと思ってたんですよ。 いくらスズカさんでもちょっとは太ってるだろうって。 それがですね、増減なしなんですよね。もう私悔しくて悔しくて。 どうしてなのか尋ねてみると、ノートを一冊手渡されました。 そう、手書きのレシピ集。トレーナーさんったら、わざわざスズカさんのために拵えていたんですよ。 向こうで買える材料はどれがいいかとか、結構事細かに書かれてまして…読み進めるたび、トレーナーさんがいかにスズカさんを気遣ってらっしゃるかを、雄弁に物語られました。 読んでたら胸焼けがするといいますか、妬いてしまいそうな熱量がありましたね。 「スズカさん!」 「何かしら?」 「このノート、借りてもいいですか?」 「ええ、なんならあげてもいいわ。だってそれ、覚書がてら私が書き写したものだもの」 …重いです!まあいいや、とにかくこれを覚えて私もちゃんと料理を作れるようにならないと…はて、料理? 「ところでスペちゃん。借りるからには今後は料理をするつもりがあるのかしら?」 ええ!ありません!ですからこれはお返しします!

20/05/16(土)19:16:16

13レス