この時期になるとぴるす君が暖を求め車のボンネットに入り込んでしまいそのまま朝を迎え
朝気づかずエンジンをかけてしまいぴるす君が焦げてしまう事例が多発する
これを防ぐためにけおバンバンという方法がある
これはエンジンをかける前にボンネットを叩くことによりぴるす君を逃がすという手法だ
手間ではあるが焼きぴるす君を処理するよりはマシだろう
そう思い私はかかさずけおバンバンをすることにしている
私のけおバンバンは一般のそれとは違い対象にのみ衝撃を伝えることができる
つまり車を強く叩いても車は傷ひとつ付くことなく中にいるぴるす君のみに衝撃が伝わる
試しに象も昏倒する衝撃を与えてみれば手ごたえあり
これだけの衝撃を与えればぴるす君といえどもたまらず外に出てくるだろう
しかしぴるす君は出てこない、どうやらこの車にはいなかったようだ
私は一安心しエンジンを掛ける。すると何かが焦げる臭いが立ち込めてきた
ボンネットを開いてみるとぴるす君が黒焦げになっているではないか
私が叩いて確認したのに逃げなかったところからして眠っていたのだろうか…
同じ轍を踏まぬよう次はもっと強く叩き起こそう。そう誓うのであった
18/01/28(日)23:56:15
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