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2019-09-16のスレッド一覧 5882件

その小部屋は実に快適な場所だった。 臭気がやや鼻につくとはいえ新鮮な空気が常に送り込まれてくる。窒息するということはない。 室温は常に一定に保たれ、寒すぎもしなければ暑すぎもしない。 例え衣服を全く着用せず、全裸のままで過ごしたとしても、風邪を引くということはきっと無いだろう。 照明は存在しない。だが不思議と壁が何処かから光を通してくるのか、薄ぼんやりと周囲の様子を確認することは出来る。 食べ物や飲み物は無いが、それについては代替手段が存在するので困るということはない。 こと命を脅かすものという点においては外敵も存在しなかった。なんせこの部屋にはひとりきりなのだ。 その部屋で過ごしているラビアンにとって、そこは少なくとも生存に関しては全く問題のない場所だった。 「あ、あぁん……っ、くふ、ふぁぁああ゛っ、あ、あああっ、んああ……っ」 ただし、それは生存に限定したことで。待遇に関しては、また別の話だったが。 明らかに背筋を甘く震わせながら放っていると思しきラビアンの嬌声が響く、肉の牢。 あの蛞蝓の怪物に飲み込まれたラビアンが次に目を覚ましたときには、既に『こういう状態』になっていた。

19/09/16(月)00:00:19

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