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19/09/16(月)00:00:19 その小... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1568559619312.jpg 19/09/16(月)00:00:19 No.623150928

その小部屋は実に快適な場所だった。 臭気がやや鼻につくとはいえ新鮮な空気が常に送り込まれてくる。窒息するということはない。 室温は常に一定に保たれ、寒すぎもしなければ暑すぎもしない。 例え衣服を全く着用せず、全裸のままで過ごしたとしても、風邪を引くということはきっと無いだろう。 照明は存在しない。だが不思議と壁が何処かから光を通してくるのか、薄ぼんやりと周囲の様子を確認することは出来る。 食べ物や飲み物は無いが、それについては代替手段が存在するので困るということはない。 こと命を脅かすものという点においては外敵も存在しなかった。なんせこの部屋にはひとりきりなのだ。 その部屋で過ごしているラビアンにとって、そこは少なくとも生存に関しては全く問題のない場所だった。 「あ、あぁん……っ、くふ、ふぁぁああ゛っ、あ、あああっ、んああ……っ」 ただし、それは生存に限定したことで。待遇に関しては、また別の話だったが。 明らかに背筋を甘く震わせながら放っていると思しきラビアンの嬌声が響く、肉の牢。 あの蛞蝓の怪物に飲み込まれたラビアンが次に目を覚ましたときには、既に『こういう状態』になっていた。

1 19/09/16(月)00:00:31 No.623151005

球状に形成された小部屋は壁一面が全て気味の悪いぶよぶよとした肉で構成されていた。 それだけでここが地上ではなく、あの怪物の体内であると嫌でも判断がつく。 身動きを取ろうにも、両腕、両脚、共にその付け根まで肉壁に深々と飲み込まれ、全く抜け出せる気配はない。 四肢の自由を完全に剥奪され、半ば肉の壁に取り込まれるようにしてラビアンは磔にされていた。 二の腕から指先に至るまで、飲み込まれた中で無数の触手に這い回られている感触がある。指先は特に執拗に舐め回されている。 五指にまとわり付く触手の執拗さはまるで恋人と指を絡めて手を握っているかのように熱烈である。 それは脚の方も同様だった。溶かされたのか引きちぎられたのか分からないが、ブーツがなく素足に触手が絡みついていた。 自由になっているのは胴体のみであり、それだけでは身を捩ったり腰を動かしたりするか、声を上げるくらいしか出来なかった。 無論、手足を飲み込んでいる肉枷の中はあの淫液を大量に分泌している。 端から溶け崩れていっているのではないかと思うほど、まるで発熱器官と化したかのように四肢は火照りきっていた。

2 19/09/16(月)00:00:42 No.623151056

鼓動するたび手足に行った血液が皮膚から浸透した毒液で汚染されきり、心の臓へと帰ってきて、それがまた全身へ送り込まれる。 全身が淫液に漬けこまれたように発情し、ラビアンは延々と甘く熱い呼吸を繰り返す。 空気が肌を撫でるだけで甘い痺れが背筋を駆け上る。皮膚を伝う汗、喘ぎ声と共に吐き出す息の感触でさえ誰かに愛撫されているように感じた。 ぽたぽたと雫が垂れ落ちるたび、吐息が喉や舌先、唇をくすぐるたび、疼きが下腹の奥底へと突き刺さって腰を突き出させる。 しかしその責め苦は今行われているものの中では比較的穏当な方に過ぎない。それだけならどれだけ良かったか。 「あ゛、やめて……待……っ、もう産み付けないで……っ、おなか、破裂しちゃうからぁ……っ、嫌ぁ゛……っ」 目端からぽろぽろと涙を流しながらラビアンは誰へともなく懇願する。 その視線は自分の腹へと向けられていた。衣服が破られたか溶かされたかで、ラビアンの白い肌が露わになっている。 かつてその腹は、女らしい柔らかな脂肪の紗幕に覆われ、滑らかでほっそりとした様子でありながらも、聖誅のため確かな筋肉を隠し持っていた。

3 19/09/16(月)00:00:52 No.623151128

男性なら誰もが視線を向けるような、女性なら誰もが羨むような美しい肉体美をそこに有していた。だが今は様子が違う。 下腹はぽっこりと膨れている。過食によってついた脂肪としては不自然な膨らみだ。 だがそんなことは、リズミカルにその形状がびくびくと震えていることから当然分かることであっただろう。 原因は明らかだった。両脚が肉壁に飲み込まれ股が大きく開かされているせいで、その入口を開けた淫裂に深々と触手が突き立っている。 半透明色の肉の管だ。太さはラビアンの腕ほどもあり、それを咥え込んでいる膣口は洞穴のようにぽっかりとO字型になっていた。 しかし触手が性交のために抽送を繰り返すということはなかった。ただ突き立ったまま、どくどくと脈動している。 考えてみれば当然のことだ。わざわざ性感を得るために触手は動く必要がない。女の身体の奥深くへ侵攻し、役割を果たすだけだ。 触手が突き刺さっていたのはラビアンのまさに『奥底』だった。通常の性交における奥底、ではない。 普通ならばラビアンがその身に宿した子とその元となった精子以外、立ち入ることの許されない子宮の内部へと侵入していたのだ。

4 19/09/16(月)00:01:02 No.623151173

子宮口は淫液の過剰投与によって無惨にも攻め落とされ、本来針の穴ほどの大きさしかないはずのそこはぱっくりと開いて触手の先端を受け入れている。 そこで触手が内部にその頭を潜り込ませ、子宮めがけてぶち撒けたのは精液などではなかった。 彼女を拘束し辱めている触手の主。ラビアンをこの肉牢に閉じ込めている蛞蝓の怪物はラビアンの卵子など求めてはいなかった。 ラビアンの膣に突き刺さる触手の、半透明の肌に透けて見えるもの。同じく半透明色をした球状の何かが蠕動と共にラビアンの膣内に送り込まれていく。 球状の物体は柔らかい殻で覆われ、内部に映っている濁りはそれがただの液体が詰まっているわけではないと示している。 それは近いものを挙げるならば魚介類や両生類の卵か何かであり……そしてそれが比喩ではないことをラビアンは肉体に宿る本能で悟っていた。 ラビアンの子宮は卵を産み付けられていたのだ。この産卵管を持つ者、蛞蝓の化け物の卵を。 淫液と共に直接子宮に送り込まれる卵は今やラビアンの子宮を満たし、それでも尚まだ余裕があることを見抜かれ後続が準備されている。

5 19/09/16(月)00:01:12 No.623151243

ラビアンの膣口は子宮内で溢れかえった淫液が触手の隙間からどぷどぷと溢れかえり、まるで大量の愛液を垂れ零しているかのようだった。 ではラビアンの身体を苛んでいるのは子宮に突き刺さった触手だけなのかといえば、そうではない。 「んああ……っ、ず、ずぅっとおっぱい絞らないでぇ……なんでぇ……ずっと吸われてるのに……どうしておっぱい空にならないのぉ……っ」 淫液によって熱く蕩けきったふたつの大きな双丘にも、背後から触手が1本ずつ伸びていた。 正確に乳首を覆い、ラビアンをこの小部屋に運ぶ際の圧搾を思わせる勢いで乳頭を吸い上げ、何かの液体をラビアンの身体から搾取している。 そしてラビアンはその隙間から滴る真っ白い液体と、自身の乳頭から何かが噴出している感触で、自分が母乳を絞られていることを確信するのだ。 妊娠などしてはいない。今子宮が膨れているのは卵を無理矢理詰め込まれているだけで、正しく孕んだわけではない。 なのに母乳が出る。それも延々と、全く尽きること無く。まるで雌牛か何かにでもなってしまったかのようだ。 理由は今も手足と子宮を苛み続ける淫液と、時折やってくる『給餌』の影響としか思えなかった。

6 19/09/16(月)00:01:23 No.623151294

ふとした時にその触手は伸びてくる。いつだってその口を開けるよう催促するかのような動きで目の前で待機した。 そこで意地を張って口を閉じたままでいるともっと悲惨なことが待っている。 まともに振り返れないラビアンの不浄の穴にいきなり触手が突き立つのだ。腸の弁たちの抵抗など関係ないとばかりに奥深くへ侵入し、液を注入する。 最初にされたときは気が狂うかとラビアンは思った。腹の表面にはっきりと触手の形が浮き上がり、何かを注いでいる様が見て取れるのだ。 ぼこりぼこりと腹が脈動し、徐々に膨れていくのを黙って見届けるしかないなど拷問でしか無い。その時は情けなく泣き叫び、許しを乞うた。 かと言って従順に口を開けても扱いに然程大差はない。やはり喉奥、食道まで潜り込まれ、液を注がれる。 胃が膨らんでいく感触に耐えながら、それでも腸にそのまま注がれるよりはいくらか悪くないと自分を納得させなければならない。 その液体はどうやらラビアンの生命維持のための栄養であるようだった。現に、ラビアンは痩せ細ることなく健康な肉体を維持している。

7 19/09/16(月)00:01:33 No.623151348

が、しかし、それを受け入れるたびにラビアンは自分の肉体が変化していっていることを感じ取っていた。 そしてそれは、実に分かりやすい変化なのだ。 「嫌………いやぁ!なりたくないっ!気持ちよくなんかなりたくないっ!  子宮にぼこぼこ卵を産み付けられてっ、子宮がぱんぱんに膨らんでいくのもっ!  胸を絞られて、びゅくびゅく母乳を吹き出していくのも……っ!どっちも、気持ちよくなんかなりたくないのぉ!  お願い、元に戻して……私の身体、好き勝手に作り変えないでぇっ!」 何度目か分からない請願を肉の壁へ向けて叫ぶ。誰に届くわけでもない、無駄な懇願だった。 半透明な卵が産卵管を伝い、膣内を通り、子宮口を潜り抜ける。 膣口がその膨らみを受け入れて口づけするのは愛おしく、膣内で卵を抱きしめるのは胸が高鳴り、子宮口が命を受け入れるのは多幸感が溢れる。 子宮に怪物の卵がひとつひとつ収まっていくたびに増していく圧迫感で孕んだのだと脳が誤認し、陶然とした気持ちになる。 乳腺が壊れたかのように母乳を作り上げ、吸引する触手がそれを次から次へと搾り取っていくのもたまらない快感だった。

8 19/09/16(月)00:01:43 No.623151396

ミルクが乳管を通り抜け、乳首から水の詰まった革袋を握りしめたように勢いよく噴射する。驚くほど精密にその感触が分かった。 ぎゅぽぎゅぽと触手が蠕動して乳を吸い上げるたび、乳首の微細な孔のそれぞれから白い迸りが溢れて、それがたまらなく気持ちがいい。 本能を刺激され、子宮に詰め込まれた子供たちへ無理矢理母性を抱かされる。 それは以前のラビアンなら想像することすら出来ない圧倒的な法悦であり、この世を生きてきた中で全く感じたことのない充足感だった。 だからこそ恐ろしかった。これを心の底から受け入れてしまったら、もう後戻りは出来ないという絶対の確信があったために。 これを享受してしまえば、もう自分は人間ではなくなってしまう。ただの、子宮になってしまう。 自分を取り込んだこの化け物の子袋に成り果てて、子を育てる揺り籠そのものとなって一生を過ごすことになる。 凄まじい幸福感と強烈な性感をしても、最早受け入れるしか無い状況だとしても、ラビアンに残った最後の人間性がそれを踏みとどまらせた。 恐怖で唇を戦慄かせながら必死でラビアンは乞い願う。人の言葉を理解する相手ではなく、それが無駄と知っていながら。

9 19/09/16(月)00:01:53 No.623151444

「ふぁ、ああぁ……っ、気持ちいいの、もう嫌ぁ……っ、壊れちゃうよぅ……っ。  身体、もう媚びてる、あなたの奥さんにしてって願ってる……っ、心まで変えられたくない……っ!  殺して……食べてぇ!いいから、食べちゃっていいからぁ!お願いだから、私をあなたの子袋にしないでぇ!  お願いします……食べて、ください……っ、あなたの子宮になりたくないのぉ……っ、ずっと生殺しにされるの、嫌なのぉ……っ」 今、子宮の中に詰まっている蛞蝓の怪物の卵。これが孵って、子宮の中から這い出してきたら、果たして正気を保っていられるのだろうか。 今、大量の母乳を噴き出している自分の乳首。蛞蝓の怪物の卵が孵って、その赤子が乳首から直に乳を吸い出したら、果たして正気を保っていられるのだろうか。 確定で待ち受ける未来を思うたびにラビアンは歯の根が合わず、かちかちと音を立てて身震いする。 しかしそんなことは関係ないとばかりに四肢から、膣から、子宮から、乳房から、押し寄せる快楽がラビアンの思考を撹拌するのだ。 ―――また卵が産卵管の奥から送られてきた。くちゅりと膣口を通り抜けた感触に思わず鼻のかかった声が漏れる。

10 19/09/16(月)00:02:05 No.623151506

ラビアンの声が心とは裏腹に身体に操られて上擦っていった。 「あ、あ、いや、また来るっ、来ちゃうっ、気持ちいいのがっ、来るぅっ!  あ、あ、あ♥あ♥あ゛♥駄目っ、子宮悦んでる、期待してるっ、卵受け入れられるの、待ち望んでるのぉ♥  いやぁ、イキたくない、イキたくないっ、こんなのでぇ……イキたくないのお゛ぉ゛ぉおおおおおおお゛っ♥」 割れ目から潮を噴水のように吹きながら、背筋が弓なりに張る。同時にずるりと子宮内に卵がまたひとつ収まった。 目をかっと見開きながら引きつけでも起こしたかのようにがくがくと身体を暴れさせる。そのたびぷくりと大きくなった下腹がふるふると揺れた。 しばらく絶頂の波に押し流され、断続的に潮を撒き散らしていたが、やがて糸が切れたように脱力し項垂れる。 しかし触手たちはそんなことはお構いなしとばかりにラビアンの四肢を舐め、乳房から搾乳し、子宮に淫液を流し込んだ。 「あ……♥うあ……ああ……っ♥」 絶えず与えられる性感で壊れた楽器のようにうわ言を垂れ流すラビアン。その腹がびくんとひとりでに脈動した。 孵化の時は、そう遠くはなさそうだった。

11 19/09/16(月)00:03:19 No.623151897

・前みたいな連日更新は多分しません ・ログは渋で探してね  すぐ見つかると思うよ ・特に怪文書に関係しないことを喋っても全然OKです ・渋の運営さんに「お前のシニシスタ怪文書ランキングに載ったで、やるやないけ」ってファンメもらえた

12 19/09/16(月)00:06:01 No.623152736

待ってたぜえ!願わくば次は蜘蛛がいいぜえ!

13 19/09/16(月)00:06:50 No.623153009

>待ってたぜえ!願わくば次は蜘蛛がいいぜえ! ・蜘蛛は最後にラビアンちゃんが子供にちゅーちゅーされて死んじゃうのが可哀想なのでやりません

14 19/09/16(月)00:07:45 No.623153253

ちきしょう! 次も楽しみにしてます!

15 19/09/16(月)00:07:58 No.623153307

いやあ今回も素晴らしい文章だった

16 19/09/16(月)00:09:18 No.623153687

今回もちんちんがいきり勃ってしまった

17 19/09/16(月)00:12:53 No.623154704

今回もすごいのがきた

18 19/09/16(月)00:15:28 No.623155422

感動の出産まで丁寧にやってくださるのでしょうか

19 19/09/16(月)00:16:07 No.623155599

>今回もすごいのがきた 前の怪文書見損ねたんですけぉぉぉ

20 19/09/16(月)00:17:45 No.623156073

>前の怪文書見損ねたんですけぉぉぉ >・ログは渋で探してね > すぐ見つかると思うよ

21 19/09/16(月)00:18:17 No.623156235

>>今回もすごいのがきた >前の怪文書見損ねたんですけぉぉぉ 渋見ろや!

22 19/09/16(月)00:20:36 No.623156833

前回は丸呑みだったよ!

23 19/09/16(月)00:22:40 No.623157408

毎回実用性高くてありがたい

24 19/09/16(月)00:24:54 No.623157971

流石プロだ ちがうなぁ…

25 19/09/16(月)00:27:18 No.623158633

監督も嬉しかろうな…

26 19/09/16(月)00:29:02 No.623159142

いもげは最大のシニシスタファンサイト

27 19/09/16(月)00:30:50 No.623159612

殺してくれって切実に頼んでるの最高にシコれる

28 19/09/16(月)00:32:52 No.623160214

>いもげは最大のシニシスタファンサイト ヒで複数イラスト上ってて流石に勝てない…

29 19/09/16(月)00:33:25 No.623160368

やるじゃねぇか 渋の方にいいねをくれてやる

30 19/09/16(月)00:33:39 No.623160431

ありがてぇ…

31 19/09/16(月)00:34:06 No.623160553

原作が一切テキストないからすごく有難い…

32 19/09/16(月)00:34:43 No.623160714

>いもげは最大のシニシスタファンサイト ヒに勝てるかよ!? 世界中で絶賛されてるんだぞ!

33 19/09/16(月)00:35:44 No.623160978

釣られてやってみたらびっくりするくらいブラボだった

34 19/09/16(月)00:36:00 No.623161054

>原作が一切テキストないからすごく有難い… 下水道のラストで即身投げするじゃろ シーンつけっぱにするじゃろ この怪文書を横に表示するじゃろ 捗る

35 19/09/16(月)00:36:54 No.623161270

また販促してしまったのか…

36 19/09/16(月)00:42:48 No.623162797

原作知らずにこれだけ読んだ「」がまたシニシスタを買うって寸法よ

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