「居ましたか!?」
「ワンワン!」
「くっ!一体何処へ…!?」
どうも。天井から失礼します。隠密はお手の物、巽幸太郎です。
何やらモフ二名から策謀の匂いを感じ取り、気配を消して伏す。………走り去ったのを見て天井から降りる。
なんでそんなに怒るの…ちゃんと寝たのに…1時間寝て体力回復したから16連勤しただけじゃないか。
しかしモフりたい。それにしてもモフりたい。癒しが欲しい。探索しよ。
時に壁に張り付き、時に開けた扉の影に。モフを探しつつモフから隠れる二律背反のハイドアンドシーク。
そして、見つけた。日が射す中、布団の上で丸まって眠る黒猫の姿。
………モフとはちょっと違うんだよなぁ。まぁ、贅沢も言ってられないか。わしゃわしゃわしゃ。
「んっ…くすぐった…あぅっ…」
隣に胡坐をかいて、黒猫の頭をもふも…ふ…?…やっぱちょっと違う…なでなで…なでなで…
「んん~…えへへ…」
うららかな陽気を共に浴びながら幸せそうな黒猫を眺めていると、何故だか急激に眠気が増幅された。
ダメだ。耐え切れない。撫でながら横になろう。………引っ掻かれないと良いなぁ…
19/09/30(月)23:45:13
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