「「はい!サボテン!」」
愛の膝上に俺の足を置き、その状態から更に膝を支えてもらう。
後は俺が胸を張って前を向く。
すると夜中、屋敷の庭に完璧なサボテンが出来た。
学校の授業でやる組体操。
俺たちでその代表的な物の一つである、"サボテン"を組んだ。
本当に、長かった。愛のなんか絶妙に当てにならない知識を頼りにしていた練習が本当に長かった。
…そして出来た。ここまで来るのに四時間はかかった。
努力が実ったのだが、当然疑問も浮かぶ。
「なぁ、愛」
「ふんぎぎぎぎ!何!?」
うわっ…アイドルがして良い顔じゃないんだけど…
「なんで俺が上なんじゃい」
どう考えてもおかしいのだ。俺が下じゃないという事が。
「アンタが上じゃないと、意味無いじゃない!!」
19/08/03(土)23:58:42
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