虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。

2021-11-01のスレッド一覧 5046件

あぁ……皆様どうか落ち着いて。おっしゃりたい事自体は理解できますから 私の鍵で門を開けて、その向こうの宇宙を皆様の公衆トイレにしたい。つまりこうなのでしょう? わかるわ、とてもよくわかります。私もお腹が痛いから 終わることの無い苦痛、開放の渇望──今の私達の姿は、セイレムで祈る者たちにさえ似ているわ でもね?よく聞いて……確かに門を開ける事はできるわ でもね……お父様を始め外なる神々はみなメルヘンの化身のような存在なの。だから今回に限っては皆様と同じ、ただ無限の便意に悶る矮小な存在でしかないわ 今も門の向こうでお父様が苦悶の声を上げているのがよく聴き取れるの……耐えかねた者達で向こう側の宇宙が埋め尽くされていって……あぁ、あぁ……!薔薇の眠りってそういう事じゃないわ…… だからね、もし私が窮極の門を開けてしまったら……お父様たちのソレがこっちに流れ込んで来るの。それがどのくらいの量になるのか、私にもわからないわ…… それでもいいと言うなら、開けるけれど……きっと、世界は終わってしまうわね えぇ。皆様は高潔な人です。共に耐えましょう、すべての薔薇の門がいずれ赦されるその時まで……

21/11/01(月)22:41:49

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痛覚共有の印が刻まれた腹を抑えながら私は熟考していた 前提として、この特異点においてメルヘンな言動をした者は急激な便意に襲われる。その上で──果たして、この便意はどちらのものなのか? 私であると過程した場合、行列の中盤程度の私は間違いなく間に合わない。お小水ならまだしも(良くはないが)、今感じている痛みの質からすると事態は最悪のケースを迎えている 列を飛び出して他のトイレを探す?無謀だ。ボーダーのトイレの位置は違法な闇トイレまで含めサーヴァント全員に知れ渡っている 最悪、外で。それも試した漢達がいる。「海賊なら日常茶飯事だぜ」と豪快に海に向かって尻を突き出した黒髭は飛び込んできたシーワームに腸内環境を征服されてしまい、今も医務室のトイレで啜り泣いている 陸も同じだ。トリスタン卿の勇気には感涙を禁じ得ない。ともかく、野外で尻を出すと概念レベルでワームに襲われるのだ つまり現状、根本的な解決方法は無い。だが私のこの落ち着きようはどうだろう?死の宣告たる便意が迫っているにしては異常なほど冷静ではないか! ならば間違いない。これは単に共有されたマスターの便意で、私は何も心配する事なんてなかっ──

21/11/01(月)21:43:54

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「アラウンド・カリバーン!」 道無き道には慣れている。一人旅にも慣れている この程度の苦難、特異点のどこかに放り出されたマスターの孤独に比べれば 「アラウンド・カリバーン!」 嘘です辛いです。こちとらマスターとはぐれボーダーともはぐれ気を取り直そうと過去を回想するたび凄まじい便意に襲われています。何この特異点妖精国より怖い 「アラウンド・カリバーン!」 耐粛清防御のオマケで付いてきた弱体解除がこんなに頼もしく思えるのは初めてです。便意が下半身を殴ろうとする度宝具パなしているのでいい加減魔力が怪しいですが乙女の有事なので許して欲しいです 何故だろう、こんな時なのにマーリンの笑顔が脳裏にチラついて離れません。見ているんですか見ているんですよねこの有様を見ていて何もしないんですね人でなし殺してやる しかし風の噂で聞いた話だとこの便意はメルヘンに応じて付与される呪いらしいのですが、私にはどうにもメルヘンした記憶がありません まさか。妖精=存在がメルヘン、とか? 「……ぁ゛っ」 正解!とでも言いたげにお腹がぐるぐる鳴りました。ふざけんじゃねぇのです 「ちっくしょう!負けるかぁぁぁぁぁぁ!!」

21/11/01(月)20:19:31

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■作業完了報告書 シャドウボーダー内各女子トイレの清掃 ■備品残数 トイレットペーパー・残580巻 ■特記事項 ブリーフィングルーム横のトイレ、ウォシュレット故障 ■所感 特異点ではぐれて一週間が過ぎましたが、先輩はまだ見つかりません。パスが繋がっている事だけが救いです 特異点の調査も段々と進んできました。我々のメルヘン的言動を探知して便意を催させる冗談のようなギミックが恐るべき強度で世界全体のテクスチャとして張り巡らされているようで、やることなす事ポエミィな数名のサーヴァントによってシャドウボーダーのトイレは全て機能停止に追い込まれてしまいました 今もトイレのドアを隔てて誰かの怒声が聞こえます。またどこかのトイレットペーパーが切れたようです それにしても、ナーサリー・ライムさんがあれほど激怒しているのを私は初めて見ました。この特異点を作った方は誰であれロクな最期にならないだろうなぁ、なんかもう全部どうでもいいから早く先輩に会いたいなぁ そんな風に思っていたら私にも呪いが掛かったようです。思考もアウトでしたかちくしょう ぽんぽんぺいんなので報告終わります。ゴルドルフ所長もどうかお大事に

21/11/01(月)19:51:49

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祖国は北にありましたので、冬が来る度生活は厳しくなりました。そんな国に生まれたのですから、私とて求められる王女としての役割は精一杯演じてきたつもりです ですが、此度ばかりはお父様のお考えが分かりません。何故反メルヘン政権が独裁するこの国と……貴方のような王子と見合いの席を設けられたのか いえ、貴方が情けないとかそのような話ではないのです。実際情けないですが、情けないなりに頑張っておられます ですが、少し優し過ぎる。国を率いる者としても、戦士としても。それは貴方の大切な、けれどこの国には向かない資質です ですのでどうかお気を落とさず。いつかきっと貴方の資質を活かせる場所が見つかるはずですから もしも……もしも貴方がそれ望み、そして全てを捨てる覚悟があるのなら。いっそこのまま、私と一緒に国へ──ッ!? ふぅ゛っ……こ、この腹痛は……?馬鹿な、白鳥礼装を突破されて……? ふ、ふ……やはり、やさしすぎます。こんなもの、他国の弱みを握る絶好のチャンスだというのに ですが……今回ばかりは、その優しさに甘えてしまいたくなってしまいました いいですか、一度しか言いません ──お手洗いを、貸して下さい

21/11/01(月)19:24:10

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