21/11/01(月)00:18:49 灰被り... のスレッド詳細
削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。
21/11/01(月)00:18:49 No.862154235
灰被り姫が落としていったのは、ガラスの靴ではありませんでした。それは大事に大事に胸に抱いていたはずの王子様。 竜の娘は歌に夢中になるあまり、王子様を取り落としたことにも気付かず、そのままどこかに行ってしまったのです。 困ってしまったのは王子様。ここは妖しの森の中。決して安全な場所とは言えません。ゴーストがゆらゆら、案山子がふらふら。とっても危ないそんな場所に、供もなくひとりぼっちだなんて。 とにかく、シンデレラの後を追うことにした王子様でしたが、今の身体はかぼちゃのお人形。重い頭と短い脚では森を歩くのも一苦労です。 木の根っこの山を一つ越えたところで、王子様はちょっぴりお休みすることにしました。 無事にエリちゃんと出逢えるかな、と。茂った森の木々の隙間から見えるおかしな形の月を見上げます。 だから、王子様はいつの間にかやって来た子鬼たちに、囲まれていることに気が付きませんでした。 ふと自分の目の前に現れた一群の影を認めたときには既に遅く、人形姿の王子様を見た子鬼たちは、いっせいに喚きだしました。
1 21/11/01(月)00:19:05 No.862154310
「なっ、なに……?」 ぎいぎいと金切り声。言葉は分かりませんが、きっとここは子鬼たちの土地なのでしょう。よそ者は出て行け、と言ったところでしょうか。 「ごめんね。すぐ出て行くから……っ?」 かぼちゃ頭をぐらりと動かし、立ち上がった王子様。けれど近づいてきた子鬼たちは、その身体を掴み上げて興味深そうに見つめます。 すんすんと匂いを嗅いだり、身体をべたべた触ったり。 「……っ」 べろんとかぼちゃ頭を舐められて、王子様は息を呑みました。 子鬼と言っても今の王子様の身体の三倍以上はある大きさで、さながら巨人のよう。王子様の胴は子鬼の合わせた手の中にすっぽり収まってしまうのです。 「あの、離してもらえる? すぐに出てくからさ。ね?」 これでは不測の事態になってもなにもできません。ばたばたと足を揺らすと、手の中でもがくのが気に障ったのか子鬼が低く鳴きました。
2 21/11/01(月)00:19:24 No.862154400
「! わあっ!?」 突然のことでした。子鬼は王子様の足を掴んで、ぐるんと身体を逆さにひっくり返したのです。 「ちょっと! ねえやめて!」 逆さまになったせいで衣装の布地がめくれてしまいました。もちろん今は人形なので、別に見られたところでなんともないのですが、王子様にとってはやはり恥ずかしいのです。 子鬼はじたばた暴れる王子様をげたげた笑って、両の足首を大きく広げました。そしてその合間に曲がったイボだらけの鼻を埋めます。 「ひゃあぁぁっ」 荒い鼻息が大切な場所に吹きかけられるような感じがして、王子様は叫びました。抗議の意味でいくら手をばたつかせても、子鬼は全く気にしていません。 「や、やめ、て。おねがい、おねがいだから!」 そこが大切な部分だと子鬼は本能的に理解しているのでしょうか。ひとしきり匂いを嗅いでいた子鬼が、今度は舌を伸ばしました。
3 21/11/01(月)00:19:42 No.862154490
「嘘っ、嫌! 嫌、嫌、いやだぁっ! ……っぁああ!」 人形の布地がべったりと子鬼の汚らわしい唾液で汚されるのが分かって、王子様は首を振ります。 「ひ、……やだ……やだぁ、うああっ……」 どんなに泣いても叫んでも、子鬼は舐めしゃぶる舌を止めてくれません。 「うぐ、……うう……」 王子様の叫びがすすり泣きに変わり、布地がぐちょりと濡れそぼった頃。ようやく子鬼は舌を止めました。逆さまだった身体も元に戻ります。 やっと飽きた。やっと終わった。王子様はほっと安堵しました。 しかし子鬼は王子様を離す気配はありません。それどころかにたにたと、不愉快な笑顔を浮かべているではありませんか。 「え……」 嫌な予感がしました。視線を子鬼の股間に移したのは、その嫌な予感が当たっていないと思いたかったからでした。 「嘘」 王子様の願いも虚しく、子鬼は体に似合わないほど大きな逸物をいきりたたせておりました。王子様をぎゅうと握りしめ、先ほどぐちょぐちょに濡らした股の合間にそれを宛がおうとしてきます 「やだ、やだやだやだやだああああ!!」
4 21/11/01(月)00:20:02 No.862154593
ぶぢんと裂ける音がしました。当然、裂けたのは布地です。血の通う肉でも、神経の通る場所でもありません。 まぐわいの真似事をされたところでなんの支障もないのに、王子様は泣きじゃくりました。身体の純潔を失っていなくとも、それでも魂を直に犯される苦痛は耐えがたいものだったのです。 「はがっ、ぐ、やめ……て……がっ、あぁ」 王子様の訴えとは逆に、子鬼は嬉しそうに吠えました。自分が腰を動かすのではなく、王子様を掴んで上下させ己のものを扱き上げます。 大きな鋼の棒で串刺しにされているような異物感。それに揺さぶられるたび、白い腹のわたを引き摺りだされている感覚が王子様を襲います。 「うえ、やだ、きもちわるい、やめて、もうやだ、やだ、っぎ!?」 子鬼がひときわ大きく吠えると、王子様の身体をおもいっきり突き上げました。身体の中で子種が弾けて、中に詰まったわたにじっとりと染みていきます。 「ああ、ああ、あああ……」 白い子種は身体の内に収まりきらず、かぼちゃ頭の目から口からも溢れていきます。まるで今は涙を流せぬ王子様が流す涙のようにも見えました。
5 21/11/01(月)00:20:26 No.862154699
王子様は自分に言い聞かせます。 辛かった。酷い目にあった。でも、大丈夫。もう終わった。終わったの。今度こそ終わり。飽きてくれる。 ――王子様の望みはまた否定されました。 王子様を使い終わった子鬼が、精を人形の身体で拭い去ると、後ろに居た子鬼に手渡したからです。それこそ仲間に面白い玩具を貸し出すような所作で。 「……嫌、いや、いやだ、やだやだあっ! もうやめてお願い、お願いだから!」 子鬼たちは、王子様の声など気にも留めません。二番目の子鬼は引き裂かんばかりに足を握って合間を開くと、真ん中に大きく穴ぼこの空いた王子様の身体を陵辱し始めたのでした。
6 21/11/01(月)00:20:59 No.862154845
「子ジカー! 子ジカー!?」 灰被り姫の呼び声に、白く汚されきった王子様はぼんやりしていた意識を取り戻しました。七人の子鬼たちは、満足しきった後に王子様を元の場所にぽいと捨てていったのでした。 ぺたぺたと体を触って、確かめます。大丈夫。頭もある。手足は繋がってる。空いた穴はなんとか言い訳しよう。腹のわたはあの匂いが沁みついてしまっているから、変えないといけないけど。 でも、大丈夫。本当のわたしの身体がぐちゃぐちゃにされたわけじゃない。だから、まだいける。 ぐらぐら、ふらふら。 身体は無事でも、魂は傷つき切って今にも千切れてしまいそうなのに、王子様は立ち上がりました。 だって、今の自分は王子様なのですから。お姫様にみっともない姿を見せるわけにはいきません。 声がする方と逆の方向に、王子様は歩いて行きます。ともかく体を洗って、心配する皆になんでもないと笑ってみせるために。
7 21/11/01(月)00:22:40 No.862155386
おしまい かぼちゃ頭の王子様と七人の小鬼 かぼちゃ人形のぐだ子がエロくてこんなのあったらいいなって思って書いた