21/11/01(月)19:08:21 「失礼... のスレッド詳細
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21/11/01(月)19:08:21 No.862343558
「失礼するよ、トレーナー君。突然だが、Trick or Treat。お菓子をくれなければ悪戯をするぞ」 トレーナー室の扉を3度叩いてハロウィン特有の合言葉と共にシンボリルドルフが入ってくる。 Trick or Treat？この子は一体何を言っているのだろう？ 彼女が生徒会長として運営に携わったハロウィンは昨日成功裏に終わったばかりだというのに。 いや、ルドルフのことだから何か意味があるのだろうけれども。
1 21/11/01(月)19:08:57 No.862343753
「なに、皆を楽しませるという意味ではハロウィンに参加していたが、私自身お菓子を貰いに回ってはないんだ」 「もちろん私の役目はお菓子を貰いに回るのではなくお菓子でもてなす側の人間だ。とはいえ時間が許せば余興の一環として貰う側として回っても良かったのだが…」 「結局、そんな暇はなく祭りは終わってしまった」 「今になって"悪戯かお菓子か"と皆に聞いて回るわけいかなくてね。しかしまあ君ならば…というわけだよ」 「なるほど、そういうことなら」
2 21/11/01(月)19:09:30 No.862343947
「と言ってもお菓子なんて飴くらいしか…」 その飴が入っていた袋の中をさぐるも、彼女が来る直前に口の中に放り込んだものが最後の1つだった。 彼女に空になった袋を逆さにして見せてみせる。 「ごめん、なんか買ってくるよ」 椅子から立ち上がろうとした時だった。
3 21/11/01(月)19:10:08 No.862344140
「待った」 ルドルフが制止してくる。 「お菓子が切れたから買ってくる、なんてハロウィンでは通用しない。無いのならば悪戯を甘受するべきではないかトレーナー君」 彼女にしてはとんでもない暴論を振り回してくるものだから、流石に困惑せざるを得なかった。 かろん、と無意識に転がした飴玉が歯に当たり音が鳴る。 「それにお菓子なら１つ君の口元にあるじゃないか」 悪童の笑みを浮かべながら、ルドルフは迫ってきた。 「さあ、"悪戯かお菓子か"」
4 21/11/01(月)19:10:48 No.862344371
「さあ、早くくれないと飴が溶けてしまって私から悪戯を受けることになるよ。まあそれが君の趣味なら止めはしないが」 ルドルフは妙に挑発的で、あるいは期待しているようにも見えた。 「じゃあほら口を開けて」 手早く済ませてしまおうと口づけをして、飴玉を送り込む。 すると彼女の舌は、飴玉を拒むように押し返してくる。 「ん？」 押し込もうとする俺の舌とそれを押し返そうとする彼女の舌は、絡み合いながら飴玉を転がす。 拒絶するつもりはないが安易に受け入れるつもりもない、と言うことらしい。
5 21/11/01(月)19:11:32 No.862344620
1つの飴を2人で分け合うように、舌の先で飴玉をつつきながら贈りあう。 唾液に溶けた飴玉が混じり、ジュースのようになり喉を潤してゆく。 甘美な心地よさの反面、当初の目的を考えればじれったくなり彼女の首筋に手を回して飴玉を渡そうとしたときだった。 もし、シンボリルドルフに逆鱗があるとすれば首にあるのだろうか。 ルドルフの舌が俺の口内を蹂躙するように舐めまわしてくる。 「んぐぐ……んむっ、んんっ……」 だんだんと、息が苦しくなってくる。彼女の背をはたいて降伏を示すも中々許してくれない。
6 21/11/01(月)19:12:31 No.862344920
「ぷはっ」 ようやくのこと解放されると、それほど長くキスを交わしていたわけではないのに、力が抜けて尻もちをついてしまう。 ルドルフは戦利品である飴玉を前歯で挟み見せつけてくる。 互いの舌で、唾液で小さくなった飴玉は、斜陽を浴びて宝石のように光り、妖艶さすら感じさせられた。 その輝きは、仮装をしていない制服姿のシンボリルドルフが、実は私は人ならざる者の一員だったのだよトレーナー君、と言わんばかりだ。 ルドルフは飴玉を口の中に収めると、音を立てながら歯で噛み砕いてしまった。 「ふふ、甘い」
7 21/11/01(月)19:13:24 No.862345198
いつまでも尻もちをついて座ってる場合でもなく立ち上がった時だった。 「ところでずっと硬いものが私の腹部に当たっていたのだが」 「あ、ああ…すまん」 ルドルフが言う硬いものは、トラウザーズの一部にテントが出来るほど隆起していた。 あんなキスを交わしていたら誰だってそうなってしまう。好きな女とだったら尚更だ。 生殺しもいいところで、ここまでされたら無理矢理にでも押し倒したくなるが、まだ鋼の意志というものはある。
8 21/11/01(月)19:14:18 No.862345491
ポジションをごまかしてどうにか取り繕うと彼女に帰るように促す。 「ふむ、じゃあお菓子も貰ったことだし私は帰ることにするよ」 トレーナー室の扉まで見送り、出ていこうとするルドルフの脚が止まる。 「ところで、今日は所用で遅れると寮母さんに報告してあるのだが･･･」 振り返ったルドルフに返事をする前に俺は彼女を部屋の中へ引き寄せていた。
9 <a href="mailto:s">21/11/01(月)19:16:41</a> [s] No.862346266
飴ちゃんの口移しってエロいよね 1日遅れたけどハッピーハロウィーン
10 21/11/01(月)19:22:35 No.862348150
ウワー！
11 21/11/01(月)19:25:41 No.862349142
最近スケベな皇帝が多くてありがたい…
12 21/11/01(月)19:27:07 No.862349636
誘い方も粋だなあ…
13 21/11/01(月)19:31:18 No.862351019
こいつら日常的にうまぴょいしてそうだな…
14 21/11/01(月)19:39:50 No.862353893
会長みたいな子に時々ワガママで振り回されたい…
15 21/11/01(月)19:43:39 No.862355215
知性を伴った発情いいよね！僕も大好きだ！
16 21/11/01(月)19:43:48 No.862355278
ウワーッ！大人のイチャイチャ！
17 21/11/01(月)19:45:54 No.862356058
いちゃいちゃしやがって…