トレマ(201)
独Trema[ギtremoふるえる](1958 Conrad) 元来は場怯え*stage fright, Lampenfieber[Lampe=foot-light]のことで、役者がステージに上る前の緊張感、不安と期待、罪過感、気のくじけ、敵地に乗り込む感じなど、妄想気分* Wahnstimmungに当たる。これに続いてアポフェニー* Apophanie[ギapo 離れて、ギphaino現われさす、reveal, 啓示]、特別の意味の意識、あるいはアナストロフェー* Anastrophe[ギanaもどって、ギstrepho向ける、倒置ruckwenden]、啓示的世界の中心に自分がいて、世界は自分を中心にしてまわるという関係妄想*、妄想知覚* Wahnwahrnehmungとなり、最後に混沌として意味はよく分からないが意味ありげな黙示Apokalyptik[ギapo離れて、ギkalyptoおおう]の時期となる。
21/04/29(木)00:54:41
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