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2018-11-26のスレッド一覧 5122件

私は走るのが好きだ。俊足を持って野山を駆け、狩りをする だからマスターにも速くなって欲しかったしいずれ追い抜いて貰おうと思っていた 退去の日にも鍛錬は欠かさぬように。そう告げ座に戻った その場にもしキルケーが居たらもっと気の利いた台詞は無いのかい?とからかわれた筈だ だが再び彼の姿を見た時約束を護ってくれたのは身体つきを見て理解できた 止まらなかったのだ。…止まれなかったのだ 心身共に傷つきながら前に進み続けてきたのだ そして私は困窮する。あまり愛された事の無い私には慰め方が分からない 狩りをして獲物を届けようにもレイシフトすらできない 元気付ける為にぴょーん!と遭えてはしゃいで見る事も考えたが憚られた 結局考えもまとまらぬままマイルームに彼を訪ねると 休息も取らず礼装の手入れの傍らマスターは私を迎えてくれた。笑顔には疲労が見える だから私は…二人でいる時位は立ち止まってもいいんだ、思わずぽつりと呟いていた 彼の動きが止まり、顔が歪み、気付けば抱きつかれていた。純潔の誓いが頭を過ぎり霧散する 子供を傷つける者は嫌いだ。マスターを傷つける者もまた。そうだ、この矢で仕留められぬ者などいない

18/11/26(月)01:08:47

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