その日、リコはみらいちゃんの家のお風呂を借り、バスタイムを楽しんでいた
まず洗髪を終え、続いて体を洗おうとしていたリコは、そこではたと、ある事に気づく
石鹸が、どこにも見当たらない
恐らく、昨日みらいちゃんが使った時に切らしてしまい、そのまま補充するのを忘れていたのだろう
どうしたものかとリコは考える。石鹸がなければ、体を洗う事ができない
仕方がないので、リコはみらいちゃんに、石鹸を取ってきてもらう事にする
「ねぇ、みらい~!石鹸が、ないみたいなの~!悪いんだけど、持ってきてもらえないかしら~?」
リコは風呂場の扉を小さく開き、その隙間から、みらいちゃんに呼び掛けた
「…あ!ごめんね、リコ~!昨日の夜に、無くなっちゃってたの忘れてた!すぐに持っていくから、ちょっと待ってて~!」
リコの呼びかけに、すぐにみらいちゃんからの返事が返ってくる
案の定、昨日みらいちゃんが使い切ってから、そのままになってしまっていたらしい
すぐに新しいものを持ってきてくれると言う事で、リコはホッと一安心
どうやら、シャンプーで体まで洗わなければならなくなるという、最悪の事態は避けられたようだ
19/03/24(日)23:58:27
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