虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2019-11-20のスレッド一覧 5612件

寒いねえぴるす君。寒さはいい。私もそう思うよ。君が全裸で吹雪の中に立ち竦むことを私だけは決して責めまいよ。 全身の皮膚を針で刺されるような痛みだろう、冷えというのは。痛みは悲鳴だ。悲鳴とは意思だ。茹だるような夏を思い返してみたまえ。体温と外気温が近づくたび、君と世界との境界はあいまいになる。君は無限に拡散し遍在する。それはもはや不在に等しいのだよ。 人は相違によってのみ己を認識することをぴるす君、君とて分かっているはずだ。管理権を手にして唯一人の己とならんとした君ならば。 だがこの吹雪はどうだ。痛みと寒さは君の五感を鋭敏にする。世界と君との境界が明確に築かれていく。いま君は、世界の領土を切り取って君自身としているのだよ。 おや、雪に血化粧とは少々落ち着きが足りんねぴるす君、そんなに全身に細かい穴を開けてまで。しかし沸騰した君の血液が雪を溶かし蒸気となし、天に虹を描く光景には一抹の美を認めようではないか。 ぴるす君、あの蒸気こそ君なのだ。君もそう思いたいだろう、虹を生み出す赤い一筋、あれこそが自分なのだと。壊死しつつある肉体に未練など。 さぁ、もう眠りたまえ。虹の根本へ行くといい。

19/11/20(水)23:19:03

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今日おすすめしない映画はキョンシー(2013・香港)なんぬ 過去に霊幻道士役として一世風靡した落ち目の俳優(本人)がクーロン城みたいな激安アパートに引っ越してきてすぐに自殺し ガチの道士が首吊りの縄をスタイリッシュに切り裂く所から話は始まるんぬ 物凄く期待が膨らむ導入なんぬ その後はアクションシーンなんてほとんど無く主役とアパートの人達の交流が続くんぬ 一応旦那を亡くした奥さんが旦那をキョンシーに仕立て上げたり主役の入居した部屋が曰く付きである事が判明したりするんぬが 基本的にはずっと暗い雰囲気の中で行われる優しい交流なんぬ 最後はアパートに勝手に住み着いてる女性とキョンシーの妙にかっこいい対決が始まって 主役と元道士がそこに乱入してアクションを見せつけてくれるんぬ! そして物語はそりゃないぬーというオチを見せつけて終わるんぬ でもそのオチありきで登場人物の心情を考えると途端に全ての違和感が瓦解しパズルのピースが次々とハマってめちゃくちゃ美しくも悲しいモノを見た気持ちになれるんぬ >監督の人そこまで考えてないと思うよ ぬもそう思うんぬネットフリックスとアマゾンプライムで配信中なので是非見てほしいんぬ

19/11/20(水)21:09:01

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