センパイ、センパイ、最近暑いですね。
「・・・頭が沸いたの?サーヴァントの私はともかく、生身のあんたにとっては極寒でしょ。身体には気をつけなさいよ」
こんな無茶ぶりにも優しく返してくれる先輩は最高だ。
だからこそ、この作戦を諦めるわけにはいかない。
センパイが今まで一番暑かったところってどこですか?
「やっぱ火山かしら。砂漠もまた別の方向で暑かったけど」
そんなに暑いとセンパイも、ね、熱中症になったりするんですか?
「え・・・まぁ2000年も生きてるしね。滅多にないけど・・・」
熱中症って辛いですよね。めまいがして頭痛がして・・・
「そうね」
くっ、会話が続かない。だが俺はあきらめない。こうなったら最後の手段だ。
センパイ、ちょっと熱中症って発音してもらえませんか?
「・・・え、え?ね、ねっちゅうしょう・・・?」
ああ…芥先輩から「ね、チューしよ?」って言ってもらえるなんて最高だ。
先輩にチューをねだられる妄想で俺の頭が熱中症になる前にマイルームに戻らなくちゃ・・・
19/02/05(火)23:40:15
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