母港、ユニオン寮
全員出席の会議でその爆弾は落とされた
「近頃指揮官との逢瀬をロイヤルの寮で行っている不届き者がいるらしい」
こちらを目をむいて見ている者が結構な数いる
「誇り高きユニオンの戦士が一体何をやっているんだ?僕たちは戦うための存在だ」
耳まで真っ赤なエンタープライズが帽子を目深にかぶって下を向いている
「規律を守る意味でも二度とそんな事が行われないよう皆で注意してほしい」
エセックスなど顔色は赤を通り越して青…いや紫か…目もぐるぐるしている、大丈夫だろうか
「僕からの連絡は以上だ、何もなければ解散でいいか?」
議長のブルックリンが気まずそうに解散を宣言したが席を立ったのは僕だけだった
やれやれ…誇り高き自由と平和を愛するユニオンの戦士も落ちたものだ
僕は無表情のまま会議室を出ていく
19/08/24(土)23:49:39
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