虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2022-05-30のスレッド一覧 4920件

紙上のターフをペンが走る。200、400、ここまでは想定通り。 800でペースが緩む。覚えていたはずの記憶がポッカリと抜け落ちて、繋いだはずの論理が一斉にひび割れていく。 重苦しく喘いでいたペンがついに歩みを止める。抑えつけていた無力感が少しずつ漏れ出てくれば、何もかも放り捨てて助けを求めたくなるのも無理からぬ衝動だった。 「いやキモい。何その“ぼく自分の無力さに真剣に悩んでます”オーラ?ウェルテル気取るには老けすぎでしょおっさん」 真横から浴びせられた冷や水がポエミィな絶望を洗い流していく。というかなんでそんなひどいこというの? 「いや、ゴミ山の真ん中で露骨に頭抱えてるおっさんとか正視に耐えないから」 吐き捨てるように言いながら、ノルンは散らかったゴミを一つずつ広げた袋に投げ込んでいく。淡々と、遠慮なく。 その無愛想な優しさがやけに染みたから、自分の胸の内側が随分と乾いている事をようやく自覚できた。 「ノルン」 「ん」 「飯なら奢れないぞ」 「期待してないって。奢らせたくなるくらい稼いでから言えー」 タイミング良く鳴った電子レンジの音を合図に、彼女は手際よく二人分の惣菜を盛り付けるのだった。

22/05/30(月)23:37:58

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ガチャピンとムックがジャパリパークへと来ていた、そして今日クルーザーで帰る…私は今、それを知ったのだ 『たべちゃうぞ』─母が子を諫め愛情をもって育むあの歌はママ的にとても好きだ、シフトの都合上そんな彼らに逢えなかったのが心に残る 自慢してきたヒグマちゃんを地面に植えそのまま港へと駆け出す、せめてお話とあわよくば思い出に授乳したかった 道中、ショウジョウトキをガラガラでスイと寝かし付けシマハイをタライに放り込み私は駆けた…だが時既に遅し、クルーザーは出港していた… 間に合わなかった、悔しさのあまり膝から崩れ─ 『諦めるのは早いわ!!』「ウッ!?この声は…ひっひっふー!」シュポーン「トゥッ!まだ手はあるわママ!私がいる限りね!さぁ立って!」 自発的に産まれてきたギンギツ姉に手を引かれ立ち上がる、娘の強さに思わず心が震える 「一体どうして…」「妹がサイン欲しいってグズったのよ…でももう私じゃ追い付けない、だから可能性のあるママに託すわ、はいデジカメ」 娘が私を信じてくれる、それだけで勇気が湧いてくる、エナジー乳首に力が宿る…そう!ムックの期待に応えるガチャピンのように! もう挫けたりしない、私は前を向く

22/05/30(月)22:47:19

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