22/05/30(月)22:52:28 「ふふ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1653918748726.png 22/05/30(月)22:52:28 No.933326912
「ふふっ……映画を撮るし」 我らが世代の白毛のアイドルウマ娘、ソダシが突然そんなことを言い出した。 「脚本もチームの先輩に見てもらったし……、機材も先輩の同期の人から借りたし……」 本人はすでにやる気満々らしく、何から何まですでに準備が完了していた。 だがしかし、一つ問題がある。 ソダシの好む映画は……B級映画、特に世間で言われるようなZ級映画と呼ばれるものが多い。 だからこそ……俺たちは不安だった。 いったいどんな内容の映画になるのか、そもそも出演は拒否できるのか、各々の不安を胸に秘めていた。 「安心してほしいし。今回はロミオとジュリエットをベースに作っているから極端な破綻は無いはずだし」 意外とある胸をはるソダシ。
1 <a href="mailto:s">22/05/30(月)22:52:49</a> [s] No.933327074
そんな姿を見て俺達はこっそりと逃げ出そうとしたが 「とりあえずこの脚本を見てほしいし」 回り込まれソダシは俺とシャフリヤールに台本を手渡してきた。 たまにテレビで役者が持っているような、しっかりとした本格的な造りだった。 しかたないので中身を確認する。 すると衝撃的な内容に思わず 「えっと……これは本当にロミオとジュリエットなのか?」 と聞いてしまった。 「ふふっ新時代のロミオとジュリエットは私が創り出すし……」 「まぁ……余はやってみてもいいが……」 シャフリヤールは乗り気だったので俺も 「そうなのか……」 と出演を承諾することとなった……
2 <a href="mailto:s">22/05/30(月)22:53:13</a> [s] No.933327236
緊 急 特 報 舞台は府中。 トレセンの覇権を争い、栗東組と美浦組は日夜水面下で抗争が続いていた。 しかし 「タマ取ったりまぁぁぁぁぁぁす!」 栗東組のメイケイエールに美浦組のソングラインが襲撃され、自体が急激に悪化した。 「トレセンの喧嘩言うたら取るか取られるかやぞ」 「なんじゃ、美浦の芋がワシら栗東組に楯突くんか」 「美浦のウマは芋かもしれんがのお、相手の風下に立ったことは一度もないんじゃ!おどれらよう覚えとけや」 そんなある日、美浦組の若頭エフフォーリアはウマ娘シャフリヤールと出会い二人は恋に落ちる。 シャフリヤールの為に組を抜け、カタギとして生きていこうとしてたエフフォーリア。 組長からも次の抗争が終われば組を抜けて良いと許可を貰っていた。
3 <a href="mailto:s">22/05/30(月)22:53:31</a> [s] No.933327353
迎えた全面抗争。 エフフォーリアは栗東組の構成員を最前線で打倒していた。 しかし非情にも戦場で愛した女と再び相見える事となる。 シャフリヤールの正体は栗東組の若頭だったのだ。 「なぁシャフリヤール……どうしてこうなってしまったんだろうな」 「あぁ、そなたとは違った形で出会いたかった……」 刃を交える2人。決着は呆気ないものだった。 シャフリヤールのドスがエフフォーリアを貫く。 「エフフォーリア……どうして……」 「お前になら……殺されてもいいと思った。それくらい愛していたんだ……」 「エフフォーリア……」 「生きてくれ、シャフリヤール……。それが俺の……」 「エフフォーリアァァァァ」
4 <a href="mailto:s">22/05/30(月)22:53:50</a> [s] No.933327471
だがしかし、現実は甘くなかった。 「なんだ……ステラヴェローチェ、裏切りか?」 「へ、へへっ……シャフリヤールがいなくなれば後は老いぼれた親父だけだからな……。これで栗東組は俺のものだ!」 突然ステラヴェローチェの裏切りにあったシャフリヤールはその凶刃に倒れることとなった。 最後の力を振り絞り、シャフリヤールはエフフォーリアの元へと向かった。 「そなたの寝顔は……とっても……愛らしいな……」 すでに息絶えたエフフォーリアの頬を宝石を愛でるかのように撫でるシャフリヤール。 「余も……すこし眠たくなった……。そなたの隣で……余も……眠る事とするか……」 そう呟きシャフリヤールは目を閉じた。 重なるように二人の遺体は横たわっていた。 死がふたりを分かつとも、繋いだ心は決して離れはしなかったのです……。
5 <a href="mailto:s">22/05/30(月)22:54:11</a> [s] No.933327605
「カーット!ふふっ……完成だし。これは千客万来間違いなしだし……。すでに2の構想も練っておくし……」 サングラスにカーディガンを肩に羽織ったソダシがメガホンを振り下ろす。 ラストシーンを撮り終え横で寝ていたシャフリヤールがむくりと起き上がる。 「ふぅ、意外と演劇も悪くないものであったな。そうは思わんかエフフォーリア」 「それは……そうかもしれないな」 シャフリヤールの言葉を肯定する。 それに……今の服装がシャフリヤールによく似合っている。 和服の袖を片方はだけ、胸はさらしを巻いている。 なんというか……色っぽいのだ。 「なんだ……そなたはこの格好の余に見惚れしまったのか?ならば……劇の続き、試してみるか?」 「……っ!」 挑発するシャフリヤール。
6 <a href="mailto:s">22/05/30(月)22:54:51</a> [s] No.933327883
そして 「そこーイチャつくなしー。きっかけが共演とか許さんしー」 ソダシが声をかけてきた。 「ふぅ、残念だったな」 からかうように笑うシャフリヤール。 「どうだかな?」 よっと、先に立ち上がり 「立てるか?」 と手をシャフリヤールに差し伸べる。 「感謝する」 ぐいっと引っ張り立ち上がらせた。 なんだかんだで公開が楽しみだ。
7 22/05/30(月)22:54:53 No.933327889
スレッドを立てた人によって削除されました これ一人で毎日やってんの?
8 <a href="mailto:s">22/05/30(月)22:55:07</a> [s] No.933327981
そして迎えた公開当日。 「なんでだし……?」 一部のカルト的な人気を博したが一般ウケはあまりせず、続編予定の「シャークホースvsゾンビホース」は無事にお蔵入りとなったのだった……。
9 <a href="mailto:s">22/05/30(月)22:56:14</a> [s] No.933328394
クソ映画ハンターソダシの設定が面白かったのでクソ映画撮影するソダシです
10 22/05/30(月)22:56:25 No.933328462
これ映画じゃない!Vシネマや!
11 22/05/30(月)22:57:17 No.933328819
テーマソングも作ればよかったのに
12 22/05/30(月)22:57:25 No.933328890
仁義ないトレセン
13 22/05/30(月)23:02:38 No.933330953
>脚本もチームの先輩に見てもらったし…… この時点でなぁ…
14 22/05/30(月)23:02:42 No.933330986
ソダシは誰に向けて映画撮ったんだろうか
15 22/05/30(月)23:04:28 No.933331696
>ソダシは誰に向けて映画撮ったんだろうか 自分が観たい映画を撮りたかっただけだし……
16 22/05/30(月)23:05:57 No.933332323
ムカデ人間とかじゃなくてよかったね…
17 22/05/30(月)23:06:25 No.933332528
>これ映画じゃない!Vシネマや! えっ!余のお色気シーンが!?
18 22/05/30(月)23:07:25 No.933332976
>意外とある胸をはるソダシ。 スケベ野郎だし…でも私はミューチャリー君のものだし……
19 22/05/30(月)23:10:10 No.933334201
>>意外とある胸をはるソダシ。 >スケベ野郎だし…でも私はミューチャリー君のものだし…… きょうきんだぜあれ
20 22/05/30(月)23:11:12 No.933334652
>>>意外とある胸をはるソダシ。 >>スケベ野郎だし…でも私はミューチャリー君のものだし…… >きょうきんだぜあれ 苺大福。
21 22/05/30(月)23:13:11 No.933335496
抗争中は普通にウマ息子なんだよね…