22/05/30(月)22:47:19 ガチャ... のスレッド詳細
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22/05/30(月)22:47:19 No.933324674
ガチャピンとムックがジャパリパークへと来ていた、そして今日クルーザーで帰る…私は今、それを知ったのだ 『たべちゃうぞ』─母が子を諫め愛情をもって育むあの歌はママ的にとても好きだ、シフトの都合上そんな彼らに逢えなかったのが心に残る 自慢してきたヒグマちゃんを地面に植えそのまま港へと駆け出す、せめてお話とあわよくば思い出に授乳したかった 道中、ショウジョウトキをガラガラでスイと寝かし付けシマハイをタライに放り込み私は駆けた…だが時既に遅し、クルーザーは出港していた… 間に合わなかった、悔しさのあまり膝から崩れ─ 『諦めるのは早いわ!!』「ウッ!?この声は…ひっひっふー!」シュポーン「トゥッ!まだ手はあるわママ!私がいる限りね!さぁ立って!」 自発的に産まれてきたギンギツ姉に手を引かれ立ち上がる、娘の強さに思わず心が震える 「一体どうして…」「妹がサイン欲しいってグズったのよ…でももう私じゃ追い付けない、だから可能性のあるママに託すわ、はいデジカメ」 娘が私を信じてくれる、それだけで勇気が湧いてくる、エナジー乳首に力が宿る…そう!ムックの期待に応えるガチャピンのように! もう挫けたりしない、私は前を向く
1 22/05/30(月)22:49:44 No.933325809
「クルーザーはまだ島のサンドスター圏内…でも今からじゃどうやっても間に合わないわ」「それじゃどうしたらいいんですか!」 「だからこのママドライバーレールで私を産んで超児力加速から全力の母乳ジェットでギリギリ間に合う計算よ」「っ!なら空中であなたを出産すれば!」 「無理よ…身重じゃ十分な加速は得られない、だから私はここで待つわ…カメラの映像は受信できるから撮影お願いね」「…わかりました、そこのタライにシマハイいるから好きになさい」「やった!ママ大好き!!」シュルルスポン 『行くわよ…カウントダウン開始!』「OK、ひっ、ひっ、ふー」『8、8、0…』「8!!」シュッッポーン!!!! 曇りない蒼穹の空を白い線が切り開き駆けて行くのをギンギツ姉は見守り、微笑んだ 「いってらっしゃいママ…うんうん受信できてるわ、これでフォトはなんとかなるわね…全くキタキツネにも困ったわ 」 ギンギツ姉はこれまたパークスタッフから拝借したノートPCで妹の為の作業を始めた、母から託されたタライの中のシマハイの存在など忘れたまま…
2 22/05/30(月)22:52:55 No.933327112
「いやぁ、素晴らしい体験でしたなガチャピン」「うん!素敵な場所だったね」 「ややっ!ガチャピン空を!ほら!」「わぁ…パークの方からだ!綺麗な飛行機雲…」「…いつかまた、行きたいですな」「ううん、また行こう!必ず!」 パークから離れ、本来の姿へと戻ったガチャピンとムックはパークからの贈り物に手を振り、日常へと反っていった…その正体が母乳を吹かし飛行するリカオンママだということに気が付くことなどなく… リカオンママはついにガチャピンとムックに直接邂逅することはなかった、だが心は晴れやかだった─レンズ越しに見送ることができた、そしてまた、逢える日が来るのだから…いつか、必ず 家路に向かい吹かした母乳に含まれる煌めきが光を照らし、美しいエールとなりクルーザーを送り出した… 「だ…だれかぁ…暗いよぉ…お願いここから出して!たすけてぇぇぇ!!」