「ふんふんふ~ん♪ふんふんふ~ん♪ふんふんふんふふ~ん♪」
ご機嫌な笑顔で、みらいちゃんが鼻歌を口ずさむ
みらいちゃんの視線の先にあるのは、小さなもみの木
テーブルの上に広げられた色とりどりの飾りを使い、みらいちゃんはそのもみの木を綺麗に着飾っていく
やがて完成したのは、小さなクリスマスツリーだ
「…で~きた!」
出来上がったツリーを眺めながら、満足げに頷くみらいちゃん
そんなみらいちゃんの様子を後ろから眺めていたリコが、くすりと小さな笑い声を零す
「…少し、気が早すぎるんじゃない?みらい。クリスマスまではまだ、一週間もあるのよ?」
「まだ、じゃないよ。もう一週間しかないんだよ、リコ!」
みらいちゃんはツリーを手に立ち上がると、それをリビングにある棚の上に飾る
ただそれだけで、部屋の中は、一気にクリスマスムードに包まれる…というのは、少々言いすぎな気もするが
「ふふ、楽しみだなぁ、クリスマス」
…とにもかくにも、みらいちゃんの心の中は、すでにクリスマスムード一色になっていた
まるで子供のようにはしゃぐみらいちゃん
17/12/17(日)23:54:36
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