虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。

2017-09-17のスレッド一覧 6836件

子供の頃、憧れている人がいた。アカシックマジシャンは私たちの中で一番頭が良かった。私はいつも彼女のようになりたくて、だけど頭の悪い私が彼女のようにはなれない。だからなりたかったんだ。大学で知り合ったアルケミックに世話をして貰って今は何とかやりくりしているけれど、今でも時々そんなことを思い出す。 今日はいつもと少し違う。お仕事はお休みの日なのに、アルケミックが家に来た。 「もー、またこんなに散らかして……」 「あっ!ちょっと、触らないでよ!」 「何よ、あなたが部屋を片付けないから……」 「うっさい!いい加減にして!休みの日くらい一人で過ごしていいじゃない!」 私がだらしなくて、ぐうたらで、どうしようもないのはわかっている。アルケミックになんども助けて貰ったのも。だけど、すぐかっとなっちゃって、ごめんって言えばいいのに言えなくて、嫌じゃないのに嫌って言っちゃう。 「あなたのことが心配だから……何で分かってくれないのよ!」 アルケミックが私を押し倒すように掴んだ。頬に伸びた指がそれを摘んで……って痛い痛い! 「ダウナード、最近仕事頑張ってるみたいじゃない!来たわよ!」 「……誰よあの女」

17/09/17(日)21:53:03

25レス