お正月休みも気付けばあと1日。時間で言うなら24時間を切っている。二人でのんびり過ごしているとあっという間に過ぎてしまった。
ああ、今年は本当に二人で過ごしていたなぁ。去年の今自分は何をしていたかな……何か変なSSばっか書いてたな。そう考えると彼女との出会いは僕を大きく変えたものだった。
「レイちゃん。明日はデート行かない?」
布団の中で寝っ転がる彼女に問いかける。暗がりの中で彼女はどんな顔をしているのだろう。長く美しい髪がさらさらと僕の腕に溶け、それは幸福を織り込んだマントのように彼女を隠す。
「んー、そうですね」
彼女と一緒に行きたい場所が、見たいものが山ほどあった。
初詣にも行きたいな、おみくじもしたいし、そうだ、彼女はそういったものを知っているのかな。
「でも、その分マスターと触れあう時間が短くなっちゃいます……」
寂しそうな声だけが背中から聞こえた。小さな背中。その身にいっぱいの、大きすぎるものを背負っていた背中。
「二人で過ごした思い出をいっぱい作るのはきっと楽しいよ、レイちゃん。勿論こうやって過ごすのも悪くないけどさ」
こんな感じでレイちゃんと純愛する怪文書はないでしょうか…
19/01/02(水)23:55:21
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