虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2019-03-23のスレッド一覧 5851件

ゆりちゃんが水母ならお父さんは烏賊よゆりちゃん長い毛足をロケットで靡かせてお母さんを抱き枕みたいに墨袋をお腹に抱きゆりちゃんを授かった私はまだ幼かったものゆりちゃんがゆりちゃんだと想わずに私はドラムです大太鼓ですとトランポリンみたいに叩いては晩酌を啜るお父さんに舞妓さんを強制されて毎晩毎晩赤く腫れるまで腹の面が張るまで私は嫌よ嫌よとお父さんもゆりちゃんと知らないからゲリラ豪雨で悩まされる雨漏りバケツのリズムに合わせてゆりちゃん作りの続きをしたわゆりちゃんが蛸ならお父さんはマンドリルよ写真に写る可愛い笑顔が改めて私の愛する人の顔だとは今でも信じることはできないのよゆりちゃんが初めての時だってそうだったでしょ?お父さんはいつだって真剣に私と私達を愛してくれるのがお父さんだもの乱暴だけど愛の名の基に引き裂かれても痛みなんてあるはずがない溢れた血は赤くなかったでしょ?流れた涙は青くなかったでしょ?叩かれた痣は紫色だったけれどお母さんの肌は元々こんな色なんだって思えるようになりたかった傷も痣もあの人の愛の証明なのだものお父さんに愛されるなら私は私もゆりちゃんも叩いて紫に染め上げるしかないじゃない

19/03/23(土)23:50:50

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「ふふふぅ、うふ、うふふふ……ぷぷぷ……ぷひゃひゃあ~!」 「何を笑っとるんじゃい……」 「だってェ、だってぇん、巽さんがぁ、ヨロレイヒ~!って!」 「何ヶ月越しの思い出し笑いしとるんじゃい……」 「あはあは、ふひゃあ!」 青白い顔を赤く染めて酩酊している純子と向き合いながら、巽幸太郎は激しい後悔に駆られていた。 どうしてこんな事になったのか。ほんの数分前までは一人で晩酌を楽しんでいたというのに。 幸太郎は酒を嗜む。安酒よりかは高級志向で、日本酒、ワイン、ウイスキーと幅広く手を出している。 今宵の寝しなの酒は年代物のシングルモルト。強いピート香の男性的な銘柄である。 それをストレートでちびちびやっていたところに、ネグリジェ姿の純子が訪れたのだ。 「お相伴させてください」 純子のそんなおねだりを最初は断った。強い酒である。それでなくとも純子はまだ肉体的には未成年なのだ。 しかしながら、いつになく強気な純子の「生きていれば50半ばの年増です」というアピールと ゾンビィ故に肉体的に成長しないという事実に「少しだけだぞ」とグラスに琥珀色の液体をシングルで注いでやったのだ。 それがいけなかった。

19/03/23(土)22:02:52

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