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    19/03/23(土)12:57:19 No.578281826

    やあこんにちは「」氏 昨日は分厚い本をダイマしたので、比較的薄くて尚且つ読書家ぶれる上に 滅茶面白くてノーベル文学賞作家の作品読んだんだぜって威張れる本をチョイスしたよ ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』 ホセ・アルカディオ・ブエンディアとその妻ウルスラ・イグアランを祖とする 南米の幻の集落マコンドの100年にわたる繁栄と滅亡の話だよ ホセ・アルカディオはつまらないことで決闘をし相手を刺し殺してしまい 街にいられなくなり妻や友人達と街を出て新たな棲み処を探す旅に出る 勿論決闘の末殺してしまった相手の幽霊も一緒に来るよ、後々惚けてきたときに チェッカーの相手になってくれたりするいい奴だ

    1 19/03/23(土)12:57:31 No.578281874

    ちょっと話は前後するけれどフラッシュオーバーと呼ばれる技法が世界一美味く使われている作品で アウレリャノ・ブエンディア大佐(ホセ・アルカディオの次男)が銃殺刑の場所に引きずられて来たときに 予言の書を携えたジプシー、メルキアデスが初めて氷と言うものをマコンドの住人に見せたという回想から入る これナラトロジー(物語論)の典型的サンプルで、フラッシュオーバーといえば『百年の孤独』と言って過言では無いです さて、ホセ・アルカディオ・ブエンディアには二人の男子が出来ます これが重要、長男の一族はアルカディオを名乗り、次男の一族はアウレリャノを名乗ります 名前かぶりまくって分けワカメという諸氏はここだけ押さえていればノー問題

    2 19/03/23(土)12:57:42 No.578281914

    さて、具体的な粗筋を一文で表すと 「ブエンディア一族とマコンドの100年の繁栄と滅亡の歴史」 と、一文で終わります、というかこれ以外に書きようがない 池澤春菜のおじいさんの福永武彦の息子の池澤夏樹が言うには これ以上無いほど断片化された挿話の集合体だそうで 粗筋と呼べる物が無い印象的な場面の連続となっており それがこの作品の魅力にもなっているのですね

    3 19/03/23(土)12:58:16 No.578282033

    さて、ラテンアメリカ文学を語る上で外せないのが「マジック・リアリズム」という技法で 正確さを欠くけれどざっくりいうと「土着の信仰や神話と現実がない交ぜになった驚異的で超現実的な表現」 と、nullのですが詳しく掘り下げていくと背後に政治的メッセージが忍び込まされているとか そういう背景がない物はイサベル・アジェンテを初めとして「商業的マジックリアリズム」と呼ばれたりします 詳しくは水声社の寺尾隆吉『魔術的リアリズム』をご一読ください、サイン本持っているよ(自慢) さて、このマジック・リアリズムですが20世紀初頭にダダイズムが空中分解してシュル・レアリズムに 閉塞感を覚えた当時パリに留学していたアレホ・カルペンティエールとミゲル・アンヘル・アストゥリアスによって 独自の解釈で作り上げられた表現です、アルゼンチンは当時

    4 19/03/23(土)12:58:29 No.578282092

    牛肉の輸出で世界第五位の経済大国でありブエノスアイレスは 南米のパリと呼ばれ文化が爛熟し、実際に南米の周辺国家からも留学生を欧米に送り出す習慣が普通でした そもそも上記の二人は親が完了だったとか生まれたのがそもそもヨーロッパだったとか有りますがこれは割愛 で、南米の現実はそのままで超常的だからそれを書くだけだ とは言ったものの、技術的な洗練にはほど遠い雛形でしか無かったのですが これが1970年代に入り、ガルシア=マルケスによって完璧に完成させられることによって ノーベル賞受賞のきっかけになったそうです

    5 19/03/23(土)12:58:42 No.578282147

    どのぐらい世界がラテンアメリカ文学ブームに沸いたかというと 『百年の孤独』は作者が「ホットドッグみたいに売れた」といったとおり 3000万部を世界で売り上げます 英語版を読んだ当時最先端の文学雑誌だった「海」の編集長が筒井康隆に 「これは凄いので読んでくれ」と丸善から英訳を渡したところドハマり 同時期に大江健三郎からも「筒井さん、これ凄いよ」と手紙が届きメッチャハマる 鼓直訳が南米の書籍としては異例の速さで翻訳され筒井康隆、大江健三郎、池澤夏樹らの作家に多大な影響を与えます カフカ以来の影響力があったのでは無いでしょうか? どのぐらい凄いかというと桜庭一樹、森見登美彦なんかも「商業的マジックリアリズム」の使い手として 一般文芸以外のラノベなんかにも浸透しているらしいです(ラノベは門外漢なので具体例出せないですが) で、マジック・リアリズムの解説に時間取り過ぎましたが単純にエンタメとして面白い 読む手が止まらないのがガルシア=マルケスの凄いところ

    6 19/03/23(土)12:58:55 No.578282204

    マジック・リアリズムを使った表現で分かり易いところをちょっと上げてみましょう ホセ・アルカディオが瀕死の時に、魂を冥府から呼び戻すために鼻の穴に鏡をあてて なんとか必死で生き返らせようとするシーンがあります 結局自分が殺した相手の幽霊と共に天に召されるのですが そのとき空から小さい黄色い花が降りだし3日間もやまず レーキを持って町中大騒ぎになるものの、豚や牛が積もった花のせいで 窒息してしまうなんてシーンがあります、ここはこの本の中でもは首の美しいシーンで 物語論の本の中でも橋本陽介が引用しています コミック的表現ともよばれ、とんでもない出来事を正確に数字などを提示して まるで報道のように異常な事態を表現するのがマジック・リアリズムの特徴です 何者かに撃たれたアルカディオの血が家の中から通りをまたいでホセ・アルカディオの家の 台所にまで流れ込み、その龍血をみてウルスラが息子が殺されたことを知るシーンなども よくよくマジック・リアリズムの典型的文脈で語られますね

    7 19/03/23(土)12:59:08 No.578282250

    単純にエンタメとして楽しめるこの作品がただの文芸にならず何故コロンビアの人 ひいては世界中の人に読まれることになったのか それは独裁政権の政府の圧政、左翼ゲリラ、地主の雇ったパラミリターレス(右翼自警傭兵)らの 血で血を争う抗争と、ラテンアメリカがいかに欧米に搾取されてきたかという国内事情 悪名高いユナイテッド・フルーツ社のバナナ農園の話はほぼほぼ実話らしいです (暴動の事件に関しては完全に創作で話盛っているけれど議員が引用して被害者の数が事実みたいに話されたってぼやいてましたが) この血で血を争うコロンビア、ひいてはラテンアメリカ全体を覆う事件をコミカルに、ユーモラスに描いたのが 話に深みを持たせ、単なるエンタメとは一線を画した一冊となっています もともと彼は祖父母に育てられた少年時代を過ごし 祖母が即興で作った昔話や法螺話を聞いて育ち、それが終生しみこみ やがて文筆業を志し、最初は新聞記者となり軍政下のチリに潜入し 『戒厳令下チリ潜入記』等を書きます、これはチリ当局によって禁書目録に加えられ 見つかり次第即破壊されていました

    8 19/03/23(土)12:59:21 No.578282288

    新聞記者時代に発表した短編は、友人達から「最初の作品は誰にとっても最悪な出来だ」と慰められ 俺かなり自信あったんだけどなあとへこんだりもしましたが私は元気です ということで、初代ホセ・アルカディオ・ブエンディアから7代数えた バビロニアが生まれたそのときに無数の蟻に食い尽くされ メルキアデスがマコンドに持ち込んでいた予言の書の最後の1頁を めくると全ては幻となり、砂塵に帰してマコンドは消え去ってしまうという 愛と孤独の100年の歴史です 読もう『百年の孤独』! 今年に入って出てきたニュースで寺山修司が「さらば箱船」に原案にクレジットするのすら拒否した映像化が 息子の映画監督により進められているそうです 作者は「誰かが登場人物の顔を役者に固定されたイメージを持たれるのは嫌だ」 といっていましたが、まあ死んでるしいいよねという話です クソ長文になってごめん

    9 19/03/23(土)13:00:13 No.578282465

    あいつ

    10 19/03/23(土)13:01:00 No.578282633

    博識でステキだよな…

    11 19/03/23(土)13:01:44 No.578282798

    百年の孤独ってかなり長くなかったっけ…

    12 19/03/23(土)13:02:36 No.578282997

    もう最初何を言っていたのか忘れてしまった…

    13 19/03/23(土)13:03:36 No.578283217

    ブログでやれ

    14 19/03/23(土)13:04:37 No.578283484

    文庫になったら読もうと思ってそのまんま

    15 19/03/23(土)13:05:31 No.578283688

    電子書籍版もないのね

    16 19/03/23(土)13:07:01 No.578284016

    でもブログとかだとまず自分でたどり着かない情報だな…

    17 19/03/23(土)13:07:02 No.578284024

    そういう創作話じゃない奴のおすすめください

    18 19/03/23(土)13:08:09 No.578284262

    >百年の孤独ってかなり長くなかったっけ… 表紙裏から表3までの間で314ページだったはずだから(うろ覚え)昨日紹介した フェルナンド・バエス『書物の破壊の世界史』の半分以下だから そんなに厚い本でも無いよ 個人的には単行本だと300ぐらいまでがスタンダードで 450超えてくると分厚く感じてくるなあ 家にある本で一冊に纏まっている奴だと ウィリアム・ギャディス『JR』 カルロス・フエンテス『テラ・ノストラ』 ボラーニョ『2666』(未完) 辞書も混ぜると 白川静 『字通』『字統』『字訓』 あとは『広辞苑』辺りが分厚いのでパッと思い浮かぶかな

    19 19/03/23(土)13:10:17 No.578284752

    なげぇ…

    20 19/03/23(土)13:11:56 No.578285119

    文庫で手軽に読める族長の秋のほうが好きになったわ

    21 19/03/23(土)13:12:43 No.578285251

    正直タイトルでオナニー的な妄想してたほうが面白くなりそうな予感がするシリーズの一つ

    22 19/03/23(土)13:12:58 No.578285293

    長すぎる

    23 19/03/23(土)13:15:14 No.578285799

    最近読んで面白かったのはジョンルカレの本だわ スマイリー三部作とか あと普通に本人の伝記

    24 19/03/23(土)13:15:42 No.578285903

    ブエノスアイレスって言われてもブエノスアイレス午前零時しか読んだことねえな…

    25 19/03/23(土)13:15:57 No.578285963

    >文庫になったら読もうと思ってそのまんま これはよく言われていることなんだけれど 文庫オチしないのは作者の意向なのね 『族長の秋』が文庫オチしたのは恐らく中編小説 だったからだろうと思うんだけれど あれも単行本しか無かったので運がよかったといわざるを得ない 単行本だと『エレンディラ』が全編収録された後に『族長の秋』が始まるので 単行本派にはまあ割とありがたい構成にはなっている マジで薄いのだと『我が哀しき娼婦達の思い出』は100頁ちょいぐらいしか無いのでお勧め 90の誕生日を祝うために12人の処女と寝たいという老人の願いを叶える話で 川端康成『古都』に触発されて書かれた作品だ 中古で500円ぐらいで売ってる

    26 19/03/23(土)13:18:53 No.578286648

    ラテンアメリカ文学はハードルが高い感じする

    27 19/03/23(土)13:19:27 No.578286777

    桜庭一樹「赤朽葉家の伝記」読んでめっちゃ面白くて感動した時に紹介されて読んだな めっちゃ面白くてそのあとしばらくマルケスの短編を幾つか読んでた

    28 19/03/23(土)13:20:04 No.578286930

    >文庫オチしないのは作者の意向なのね なんで

    29 19/03/23(土)13:20:13 No.578286966

    こういうのはなんと言ったって読まない人は理由をつけて読まないし読む人は読むのだ

    30 19/03/23(土)13:21:14 No.578287185

    >桜庭一樹「赤朽葉家の伝記」読んでめっちゃ面白くて感動した時に紹介されて読んだな >めっちゃ面白くてそのあとしばらくマルケスの短編を幾つか読んでた 赤朽葉家面白いよね…三世代に渡る物語なのにスピード感あってガンガン読み進められたわ

    31 19/03/23(土)13:21:23 No.578287227

    >そういう創作話じゃない奴のおすすめください 分かった 二玄社『書の宇宙』シリーズ24巻辺り取り上げてみる一冊は100ページしか無いんだけれど全部通して読むと本文2300ページぐらい有るから まあ分厚い本にカウントしていいかな

    32 19/03/23(土)13:22:15 No.578287419

    わかりませんけど落ち着いてください

    33 19/03/23(土)13:23:45 No.578287729

    インテリがなにかおくすりキめて書き始めたはいいけど 途中からメンドくなってテキトーに切り上げたやつ!

    34 19/03/23(土)13:24:08 No.578287817

    このスレ長い 出先で読めない

    35 19/03/23(土)13:24:17 No.578287848

    昔読んだな百年の孤独 アウレリャノが子供作りまくったとか 一族の最後の子供が歳の近いおばさんと近親相姦とかへんなところばかり覚えてる

    36 19/03/23(土)13:24:54 No.578287988

    ちょっと安部公房と似たあじがある気がする

    37 19/03/23(土)13:24:55 No.578287991

    なにが近親相姦滅びの呪いだ知ったことかウェェイ!って話だよね

    38 19/03/23(土)13:25:55 No.578288218

    はい…レメディオス浮きます…

    39 19/03/23(土)13:26:30 No.578288354

    「予言された殺人の記録」が文庫になってたから読んだけど 正直面白いのか面白くないのかよく分からなかった…

    40 19/03/23(土)13:27:18 No.578288532

    アルカディオとアウレリャノが入れ替わっちゃった双子の話とかあったね

    41 19/03/23(土)13:27:57 No.578288651

    スローターハウス5みたいな感じか?

    42 19/03/23(土)13:27:58 No.578288657

    誤変換直すくらいの余裕は持て

    43 19/03/23(土)13:28:03 No.578288677

    今読んでて後半に差し掛かったところなんだけど教養があまりにもなく何を言わんとしているかわからなくて困ってたところだ 物語としては面白いけど

    44 19/03/23(土)13:28:55 No.578288851

    シーツと一緒に飛んで行った話が好き

    45 19/03/23(土)13:29:33 No.578288982

    漫画だと島田虎之介がこれに割と近い気がする マジックリアリズム

    46 19/03/23(土)13:30:01 No.578289072

    見慣れない固有名詞がいっぱいで目が滑る

    47 19/03/23(土)13:30:56 No.578289285

    大佐の物語いいよね…

    48 19/03/23(土)13:31:35 No.578289425

    書籍論評合同誌やってる「」居るから原稿ぶつけてあげなよ…

    49 19/03/23(土)13:34:22 No.578290036

    >今読んでて後半に差し掛かったところなんだけど教養があまりにもなく何を言わんとしているかわからなくて困ってたところだ >物語としては面白いけど 実在の伝記っぽい語り口なのに不思議なことがたくさん起こる!楽しい!でもいいんだ

    50 19/03/23(土)13:35:35 No.578290334

    >ラテンアメリカ文学はハードルが高い感じする メッチャ面白いし奥深いので 最初のコンセプトの分厚い本からは外れるけれど ボルヘスとかコルタサル辺りも解説してみようかな こちらはマジック・リアリズムじゃなくて 「ラプラタ幻想文学」という系譜で語られるんだ ブエノスアイレスを流れるラ・プラタ川流域に ボルヘスを中心に集まった文芸サロンを中心に書かれた 幻想小説をいいます コルタサルに関してはラプラタ幻想文学とマジックリアリズム の間を行き来していて分類すること自体に特に意味は無いと言われているけれど 作品自体は本当に面白い 『悪魔の涎・追い求める男』に採録されている「南部高速道路」は「」人気も高い一品 『半分世界』の最後に入っている話に大分影響与えていると思う

    51 19/03/23(土)13:36:14 No.578290502

    マルケスは最初の短編も面白かったけどな 確か死んだ男が棺の中にいるけど意識はあるし成長もするってのを主に本人の視点で書いたやつだった

    52 19/03/23(土)13:37:00 No.578290680

    カート・ボネガットみたいやな

    53 19/03/23(土)13:37:45 No.578290835

    最近読んだマジックリアリスムっぽい作品といえば 半分世界って単行本のバス停夜想曲って一編 あまりにバスが来ないので客たちがキャンプを張り村ができて 派閥闘争がはじまり隣のバス停との戦争を経てバス停文明が崩壊 最後は神話のごとく「かつてバス停というものがあった……」と語られて終了

    54 19/03/23(土)13:38:25 No.578291019

    たまに矛盾している部分があるがこれも作者がわざとやってるの? それこそマコンドの始まりのエピソードの時点でもあった気がする

    55 19/03/23(土)13:38:37 No.578291063

    ですます調とである調混ざった文章がハーブキマってる感ある

    56 19/03/23(土)13:38:54 No.578291143

    百年の孤独はハードル高くない? 密林の語り部とかのほうが入りやすいと思う

    57 19/03/23(土)13:39:04 No.578291194

    >『悪魔の涎・追い求める男』に採録されている「南部高速道路」は「」人気も高い一品 >『半分世界』の最後に入っている話に大分影響与えていると思う 岩波文庫にあるのか…面白そうだし読んでみようかな あとボルヘスも読んでみるよ やはり伝奇集かな

    58 19/03/23(土)13:42:08 No.578291950

    >百年の孤独はハードル高くない? タイトルに釣られたにわかが後悔するシリーズの一つでもあるからな…

    59 19/03/23(土)13:42:31 No.578292045

    >半分世界って単行本のバス停夜想曲って一編 あれ作者がスペイン語翻訳家でもあるから 上述したとおりコルタサルの影響が多分に入っている もうあからさまなほどに あとはルルフォの影響も見て取れるかな 自家薬籠中の物にして上手く消化していると思うよ >たまに矛盾している部分があるがこれも作者がわざとやってるの? ちょっと数は忘れたけれど作者が30個ぐらい矛盾点有るって言ってたけれど 誰も検証する気にならないし、検証したところでなんとなく話がうまく繋がっているし 自分の狭い視野の中では面白いからこれでいいっていって研究対象になっているところは見たこと無いなあ この作品にはそういうことを求めていないってのが研究者の見解の一致みたいね

    60 19/03/23(土)13:43:53 No.578292376

    百年の孤独は神話でもゴシップでもない 民話で長編を実現したからすごいと池澤夏樹が解説してたな そこがジョイス、プルースト以降で新しかったとこらしい よーわからんが

    61 19/03/23(土)13:45:41 No.578292778

    今まで紹介したのも教えてー

    62 19/03/23(土)13:45:47 No.578292803

    > 池澤春菜のおじいさんの福永武彦の息子の池澤夏樹 つまるところ池澤夏樹は池澤春菜の…何?

    63 19/03/23(土)13:48:11 No.578293352

    >今まで紹介したのも教えてー っちーに「本」で登録したけれど フェルナンド・バエス『書物の破壊の世界史』 を昨日の夜紹介したのが初めて 自分ではあまり登録するつもり無いんだけれど 登録してと言われたのでとりあえず適当に 「本」のタグつけました なんかいいタグ有ったら勝手につけて 勝手に登録してくれると嬉しい

    64 19/03/23(土)13:49:12 No.578293605

    マルケス晩年は認知症になって訪ねてきた友達に 同じ話を繰り返してたって話が本人の小説っぽくて好き

    65 19/03/23(土)13:49:23 No.578293646

    ラテンアメリカ文学ってマルケスとボルヘスとルルフォくらいしかわからん 大江健三郎がメキシコのバーでルルフォが飲んでるのを見たんだ!とかエッセイで書いてたな

    66 19/03/23(土)13:51:16 No.578294118

    こんな有名な本をどや顔で勧められるとは思わなかった そんなにノーベル文学賞が好きならカズオイシグロでいいだろ

    67 19/03/23(土)13:51:18 No.578294129

    ボルヘスは図書館のアレが入ってるやつだけ読んだことあるけど知らない表現をググったらその本の紹介しかでてこなくてんんん???ってなったことある

    68 19/03/23(土)13:52:19 No.578294347

    >> 池澤春菜のおじいさんの福永武彦の息子の池澤夏樹 >つまるところ池澤夏樹は池澤春菜の…何? 親父さんだよ!

    69 19/03/23(土)13:53:12 No.578294540

    >ラテンアメリカ文学ってマルケスとボルヘスとルルフォくらいしかわからん ノーベル文学賞取っている作家だけ上げても ガブリエラ・ミストラル ミゲル・アンヘル・アストゥリアス パブロ・ネルーダ オクタビオ・パス ガブリエル・ガルシア=マルケス マリオ・バルガス=リョサ とまあいっぱいいる ボルヘスはアルゼンチン軍事政権下での活動が原因となって ノーベル賞逃したと言われているけれど 20世紀の文学者の中でもボルヘスは別格の扱い受けている

    70 19/03/23(土)13:55:22 No.578295027

    誤変換多すぎじゃない?ゆっくり読んでたらスレが終わる時間になってたぞ

    71 19/03/23(土)13:55:29 No.578295059

    >こんな有名な本をどや顔で勧められるとは思わなかった >そんなにノーベル文学賞が好きならカズオイシグロでいいだろ 俺は好きだよ

    72 19/03/23(土)13:55:41 No.578295095

    >No.578294540 リョサとかいたなー 岩波文庫で出てたし今度読んでみるよ

    73 19/03/23(土)13:56:48 No.578295333

    有名なのはタイトルだけなシリーズの一つだからな…