虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2019-10-21のスレッド一覧 5789件

松本格子牢にとらえられたぴるす君は座禅を組み只管に経を唱えていた。 「クンリーケンクダチ-アリエ-ナイアリエーナイゼンアクノーハンダンハームズカシイガーレスポンスークダチーウンコーチョコトイワサレクワサレカギユルスマジ-ケーオーケーオー」 日本には信教の自由があるので彼が信じる何かを無碍に否定することは出来ない。 狂信と断ずることは簡単だが、それで彼に安息は訪れるか? ぴるす君に安息は必要ない、確かにその通り。だがそれを突き付けられて素直に消えてくれる訳ではないのだ。 君らや私がそうであるように、間違っていると言われても簡単に納得は出来ぬ。 死ぬべきと言われてもひっそりと死ぬことなど出来ない。 何より、狂気という脳の病はいつどのような切欠で我々に降りかかるかしれない。 1ミクロンの塵にも0.5ミクロンの魂。自らを戒めるために敢えて汚物をこうして生かしている訳だ。 546mの棒で食事を差し出すと両手を合わせてからガツガツと喰らい、頭を下げる。 「ポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーン」 彼の中の理が口から出力される。狂気とは理屈に沿わない事ではなく、過度に理屈に従うことだとどこかで聞いた。 私は真の意味で彼を倒すことが出来るのだろうか?

19/10/21(月)21:53:18

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先刻この医療法人高麗屋梨園総合病院に急患が運び込まれた、どうやら私の用意したその患者は緊急手術が必要なほどの重体らしい…だがこれも私の跡継ぎとなる息子の研修に丁度いいだろう それではこれより歌舞伎式伝承切除手術を開始する!今回は私が執刀するからよく見ておくのだよ 助手のまろ子が渡したピザカッター君で患部をスイと切開し慎重にHIRAいてピンバッジ君で固定する 「けおおおおお!!やめてくだち!!!!」 何故麻酔が効いていないのかねピロリ菌君バンテリンでは不服と申すかね死ね!!1! 「父さん、それではこの濃硫酸を使ってみては如何でしょう?」 おお…その手があったか!いやはや、まさか息子に教えられることもあるとは…子は親を越えていくとはこういうことか 息子の提案通り輸血パック君の中身を硫酸で満たし再び麻酔をかけ施術を再開する…飽きてきた おはようポリープ君、手術は成功したよ 君に埋め込んだペースメーカーによる秒間13回心臓まんこいで君の延命には成功した…でも体内の湯川くんが君を食い破るのも時間の問題だけど保険適用外だからもう来ないでね 私は焼却炉の蓋を閉め別格珈琲の香りを楽しみつつスイッチを入れた

19/10/21(月)01:32:44

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実に驚いた話なのだが、古代の日本語には今のハ行に当たる音がなかったらしい。その代わりあったのはパ行だった。しかもこれがバ行の清音だったという。確かにバ行とパ行は舌の位置が一緒、一方ハ行は口の中を忙しくさまよっている。その後ファ行が出現、いろいろからみ合って出来たのが今のハ行という。だからハ行だけ「半濁音」などという妙なものがあるのだな。 この事実を知った私は、早速歌舞伎日本語音韻学的側面から、パ行にゆかりの深いぴるす君を集合させた。ぴるす君、ぴゃるす君、びるす君、びゃるす君、ふぃるす君、ひるす君、ひゃるす君。ついでに古代日本語の「へ」に甲類・乙類の2つがあることを踏まえ、へるす君とべるす君とぺるす君(甲類)、へるす君とべるす君とぺるす君(乙類)も作った。 …臭い。13人も集まるとさすがに臭い!!誰だこんなものをたくさん作ったのは!! よく考えればぴるす君の同類を集めたからといって、日本語の音韻史が解明されるわけがないではないか。 私はバンテリン・パンテリン・ファンテリン・ハンテリンがそれぞれ入った水槽に彼らを押しこめて溶かすと、改めて日本語史の遠大さに思いを馳せるのであった。

19/10/21(月)00:57:40

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