天草くんに好きだと伝えた。召喚されて、俺と一緒に戦ってくれるようになってからずっと君のことが好きだったのだと。
「えーっと、それは恋愛的な意味でですか?」
一瞬きょとんとした後、少し困ったようにそう言った天草くんに思わず食ってかかるように「そうに決まってるじゃないか!」と言ってしまった。けれど、天草くんはそんな俺を気に止めることもなく「そうですね」と考えるような仕草をしてから「多くのサーヴァントを使役するマスターである貴方が特定の一人に入れ込むのはあまりよろしくないでしょう」と言った。
それでも諦めずに何度も君が好きなのだと伝えていたが天草くんは頑なに首を縦に振らなかった。俺はちょっと泣きそうになっていた。そのせいか、普段なら言うつもりがないことを言ってしまった。
「せめて手コキだけでもしてください!」
なんて好きな子に言うのは最低過ぎるだろう。しかし天草くんは引く素振りも全く見せず、「いいですよ」と答えた。
18/01/05(金)23:18:17
85レス