虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2019-11-12のスレッド一覧 5309件

「えーっと明日のシフトは撮影とカフェのヘルプと…」 帰り道、リカオンは明日の予定を整理しながら歩いていた 「はー…皆さんもう少しだけでも周りの事考えてくれれば楽になるのに…明日のオーダーも心配だなぁ…あれ?」 家路の傍ら、道端に置き去られたタライが視界に入る…船としても使えそうな手頃なサイズのタライが 「これ…アライグマの忘れ物かな?でも…何だろうこの感じ」 何かに導かれるようにリカオンはタライに乗り込んだ…するとどうしたことか独りでに蓋が閉まり声が響き始めた 『君がどういうフレンズなのか私は知らない、もし君がこのタライと出会うのなら…それが君の運命となる』「…私の声?」『私はリカオンママ…君がこれを聞くとき、私はもうこの時代にいないだろう』 刹那、声の主の幻影に抱き止められ授乳される幻影を見た気がした…温かな感触を感じながら 「知っている…このタライ、私のだ…そうか、私…お母さんだったんだ」 リカオンは未来の自分と共鳴し…自分が母親であることを理解した 「…子にしてやる!このパークの可愛い子供達を私が子にしてやるーーっ!!」 涙と共に絶叫が虚空に木霊した…それは新たな母性の祝福なのだ

19/11/12(火)01:18:53

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