虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2020-10-27のスレッド一覧 5005件

「レナ、何やってるんだろ...」 そう自問した呟きは誰に届くこともなく、埃っぽい虚空に消えていった 圭一と正式にお付き合いすることになり、以前よりも二人で過ごす時間が増えた。今日だって、二人きりで存分に駄弁った。彼と話すのはやはり楽しいものだ でも、それだけではもう足りない。彼に抱かれたときの燃え上がるような快楽に比べれば、ただ喋るだけというのは何とも味気なく感じられた。何より、今日はあまりスキンシップをしていない。彼の匂いが欲しかった だからこそ、こんな夜更けに彼の家に侵入したのだ。親御さんも不在なのに鍵も掛けないのは何とも不用心だが、今の自分には都合がよい 圭一がトイレに行く隙に、彼の部屋へこっそり潜入する。まず、中央に敷かれている布団に目が留まった ハジメテを捧げたあの日とは違い、正真正銘先ほどまで圭一が寝ていたものだ。当然、彼の匂いや体温が色濃く残っているだろう 一瞬で頭が沸騰し、今にも飛び込もうとした瞬間、水を流す音が聞こえた あと少しで圭一が帰ってくる。今の自分は不法侵入者だ、バレたらまずい クラっとした頭でそう考え、思わず押し入れに逃げ込む。直後、部屋の障子が開く音がした

20/10/27(火)22:37:37

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