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20/10/27(火)00:38:34 マサル... のスレッド詳細

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20/10/27(火)00:38:34 No.740639251

マサルと泊まる民宿にはピオニーさんもいた。 「お前らも伝説の調査に来たわけか! なにい 仕事でだって? オレは娘とバカンスに来たん だがな! ダハッ!」 ダイ巣穴で頭打ったとは思えんくらいうるさい。 豪快に笑うピオニーさんからマサルは目を逸ら して…余所見じゃなくて机の上を見とった。

1 20/10/27(火)00:38:48 No.740639314

「ああん? オレの枕がどうかしたか?」 「枕!? 木彫りですよこれ!」 「頭が乗れば何でも枕なんだぜ!?」 クッションみたいな見た目の木彫りだけど…見覚えあるね。確か資料に… 「伝説のポケモン、バドレックスの冠っぽいよね…」 「ほしいのか? 調査の仕事ってんなら構わねえが…条件がある。お前ら の連絡先と交換だ!」 ピオニーさんは笑顔であたしたちに詰め寄ってくる。 「オレはバカンスついでに娘と伝説のポケモンツアーに来ててな! だが 娘がイヤがってんなら押し付けるのも良くねえ。代わりにお前らの仕事を 手伝ってやるぜ! 腕とアタマにゃ自信があるんでな!」 どうしようマサル。 「この際手伝ってもらおう。人手は多いほうがいいよ」 そういうマサルも困ったみたいに笑っとった。

2 20/10/27(火)00:39:20 No.740639435

「それじゃ飯炊きはオレに任せな! その枕もやるぜ、硬かったしな!」 やっぱり。 「しかし部屋割りはどうすんだ? この民宿二部屋しかないんだぜ」 「それじゃオレがピオニーさんと」 「あん? あー、ダメだ! オレの部屋は娘と一緒だからな!」 それじゃあたしとマサルの相部屋…? 「おう、しっかりやれよ! オレはメシ作ってっからな! ダッハハ!」 …それじゃよろしくね、マサル。流れる状況についていけない顔しとる マサルを置いて、あたしは廊下の奥の部屋に引っ込んだ。

3 20/10/27(火)00:39:48 No.740639553

「ピオニーさん気を使ってくれたのかな?」 マサルが部屋に入ってきて、ヘルメットを取りながら独りごちる。 そういう気遣いできる人には見えんかったけど、大人ってズルいけんね。 ごわごわした探検服を脱いでいく。足に力入れて歩いたけん少しむわっ とする… 「あ、着替える? 後ろ向いてるね。仕切りとかあったほうがいいかな? 壁から布を吊るして…」 仕切りにできそうな大きな布持っとると? マサルは首を横に振る。 あたしはこのままでよかよ。マサルのことは信用しとるけん。 「…でも、一緒のテントに入ったり同じ家で過ごすことはあったけど… 同じ部屋で生活するのは初めてだよ」 …そのうち一緒になるでしょ。今から同じ部屋で暮らしても問題なかよ。 でも別に、なんとも思ってないわけじゃなかけんね。 「それはオレも…悪いこと考えてるわけじゃないけど」 ならあたしと同じ。こっち向いてよかよ。

4 20/10/27(火)00:40:09 No.740639644

「うん…って着替えたんじゃないの!?」 あたしはシャツのボタンを留めてる最中で、下はタイツ姿のままだった。 …マサルはさ、この部屋であたしが着替える度に後ろ向くつもり? 「それはマナーだと思うし…」 付き合っとる仲なのに? 「それはそうだけど!」 あたしはよかよ、マサルなら。一緒に泊まっとる人もいるし仕事中だし、 触れてほしいなんて言えないけど。 もうそろそろ半歩くらい進んで、あたしに慣れてほしいけん。 マサルはおずおずとあたしに目を向ける。あたしがそっと近づいても、 視線は逸らさないでいてくれる。 「…ずっと一緒になっても…そういう姿のマリィには慣れそうにないと 思う。今までも、きっとこれからもドキドキしてるから」 それでもよかよ。目を離さないでいてくれればね。

5 20/10/27(火)00:46:11 No.740641149

この辺にオーロンゲの亡骸があるそうだが…くそっ雪に埋もれちまってる…

6 20/10/27(火)00:47:25 No.740641465

どうせげんきのかたまりで生き返るしへーきへーき

7 20/10/27(火)00:48:45 No.740641817

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