何だか寒すぎるので逝きさんがお布団を一枚増やしてくれた。
逝きさんが居なければ「」は虹裏しすぎて凍死していただろう。
…虹裏しながら死ぬなんて「」らしい死に様ではあるけれど。
世が世ならそのまま化石になって後の世の人を悩ましただろう。
さいわい「」は逝きさんと言うメイドを得たためまだ生きてる。
栄養状態も体調の維持も睡眠時間の確保も逝きさんが居るから。
季節や世の中や虹裏の変化にも「」は何とか耐えて来られた。
脆いさん以上に脆いさんな「」の精神と肉体は、虹裏に出会い逝きさんに出会ったお陰で繋いで来た。
今年の冬の寒さはあまり記憶にないレベルだけど、逝きさんと一緒ならどんな世の中にも耐えられる。
「あはははは!!早く寝ましょう「」さーーん!!」 「逝きさん愛してる!」 「キスキスキスッ!!」
このメイドはいつも何を考えているのか良く分からないけど、凄い勢いで「」の布団へ転がり込んで来る。
「今日は雪が湯たんぽですよ!!」 「何を言ってるのか分かりかねますけど!」 「理解して下さい!」
悶着している間も逝きさんは梃子でも動かないから… 「」の理性は彼女の温もりに耐えられるのだろか。
18/01/24(水)23:52:08
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