※この話にションボリルドルフは登場しません
「スズキ…世話して…」
俺がションボリルドルフと最初に出会ったのは、大学の授業が終わって帰宅した自宅アパートの玄関先だった
初めは人形か何かだと思った
2頭身に近いディフォルメされた体型に短い手足
しょぼくれた顔に制服っぽい緑色の服
獣耳に尻尾まで生えている
身長は1mにも達しない
そんな奇妙な人型生物?が、玄関ドアを開けようとした俺の足元にいつのまにか佇んでいた
「スズキ…世話して…」
同じ台詞をションボリルドルフは繰り返した
なぜ俺の苗字が鈴木だと知っているのだろう?
いずれにしても念願の1人暮らしを手に入れたばかりの大学生に、見知らぬ着ぐるみを着た子供だか小人だかを世話する義理はない
21/07/22(木)21:52:01 ID:c6tSOUcM
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