虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2021-12-15のスレッド一覧 5227件

>ブルマは、ブルーマーさんの名前に由来します。19世紀半ばの欧米では、コルセットで身体を締め付け、鯨の髭や鋼鉄でできたクリノリン(腰枠)でスカートを広げた服装がはやり、中産階級ばかりでなく下層階級も着用していました。このような服装を改良したのが、アメリカ生まれのアメリア・ジェンクス・ブルーマーで『膝下丈のスカートとゆったりしたトラウザーズ(ズボン)を組み合わせたスタイル』を着用しました。そしてこのスタイルのことを『ブルマ』と呼びました >地域や学校にもよりますが、明治30年頃まで、女性は着物の着流しにたすき掛けで体育の授業を受けていました。その後、実践女子学園の創設者でもある下田歌子が考案した女袴に靴、束髪が広まり、少しずつ運動しやすくなりました >大正末期頃からようやく洋式運動服となり、スカートのままか、スカートとズボンの組み合わせであるブルマを着用するようになりました。戦後、生理用品、化学繊維の発展とともに、ブルマはちょうちんブルマからぴったりブルマへと、長さや形、布地や下ゴムの有無などモデルチェンジを繰り返しながら学校体育着として生き続けましたが、1992年以降一気に消滅していきました

21/12/15(水)03:17:47

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黄昏時。 その少女は突然現れた。細い眉に、陽だまりのような黄色の瞳。驚く僕に対して、少女は僕の友人だと言った。しかしそのような友人に、僕は全く覚えがなかった。 困惑し、考え込む僕の様子を見て、少女は少し寂しげに笑うと、僕の鬣を優しく撫で、少し歩こうと言った。僕は何故か、その提案を断るという選択肢はないような気がして、少しだけならと返事をした。 山際に隠れ行く夕日と共に、足元に広がる青草が鉄紺に染まる。彼女と歩き、多くの言葉を交わす中で、僕は次第に沈黙さえも愛おしいような気がしていた。顔も知らないはずなのに、以前からの親友のような気安さを覚えていた。彼女との時間は、不思議なほどに心地良かった。 そして漸く周りが閑やかな夜の様相を整えた頃、彼女はふと立ち止まり、僕に柔らかく笑いかけて、こう言った。 「京都大賞典、本当に格好良かったよ。そして何より嬉しかった。私は君のことを、ずっと応援してたんだ。君の親友としてね。この時間がずっと続けばいいとさえ思った、あのダービーから」 僕は少し顔を伏せ、……もしかして君は、と顔を上げると、もう少女の姿はどこにもなく、ただ風が夜の野を渡るばかりであった。

21/12/15(水)00:11:46

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