いつ見ても可愛い。
彼女を見ていると癒されていく。共に戦う時は背中を預けられる。
そんな彼女が、夜は俺の名を呼んで乱れる。俺を求めてくれる。俺を愛してくれる。
こんな都合のいいことがあるのだろうか。我が太陽神の棚ぼたを得ただけではなく、素晴らしい女の子まで。
いや、いつかは我が身にも不幸がくるはずだ。
余りにも恵まれ過ぎている。
居場所を与えてくれる彼らに甘えてばかりでは、別離に耐えられなくなる。
その筈なのに、いつも彼らに、なによりローズマリーから得る幸福を享受してばかりだ。返しきれない恩を返済したら、俺は甘えるのをやめなければならない。俺には過ぎた宝物は、俺によって価値が下がらないようにしなければ。
今は、お腹の大きくなったローズマリーを助けるため、彼女を抱えて移動しよう。この大きな爪は、今は彼女とお腹の子のために。
19/04/04(木)23:39:27
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