虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。

2017-07-31のスレッド一覧 5060件

SS ペコ主観の西ダジ ◆ みなさんこんにちは。 聖グロリアーナ学園チャーチル装填手、オレンジペコです。 今日、私たち聖グロリアーナ学園戦車道部隊は学園艦を離れ、地方にある大きな牧場に来ています。 というのも、実は私たちの学校は戦車道のほかに馬術、チェス、お裁縫といった、いわゆる「貴族のたしなみ的なもの」についてとても力を入れているのです。 ダージリン様とアッサム様ももちろん馬術を嗜んでおられて、年に数回この牧場に乗りに来るとのこと。 そこで今回は私、ローズヒップさん、ルクリリさんもお二人に同行し、経験者に学びながらお馬さんに親しもうと思うのでした。 天気は雲ひとつない快晴、少し暑いくらい。 一面の牧草草原は青々としていて、聞こえるのは馬の嘶きと木立の囁きばかり。 港からローズヒップさんのクルセイダーで3時間くらいの高原にぽつんと立った牧場は驚くほどに穏やかな場所で、私はそのなにもない風景に目を奪われます。 普段、砲撃と走行音に囲まれているからでしょうか。 こんな静かな時間を過ごすのはひどく久しぶりに思えて、初めて来たのになんだか懐かしいような、不思議な思いでいっぱいになりました。

17/07/31(月)22:27:00

19レス

リカオンは苦悩していた 母であろうとすることは罪なのか 友を手に掛け子とするのは悪なのか 我が手に子を抱かずして満たされることはないのか 延々と終わりのない自問自答を繰り返していた 友を護る「狩人」と自らを満たす「母親」の狭間を行き交う日々は彼女を蝕んでいった 相反する願いはいつしか内なる彼女を二分していった その終局がこの自らと向き合い続ける無限地獄なのだ だが本当はわかっている 私は母親なんかじゃない 母親になりたがっている壊れたフレンズなのだと そして今までの行いは紛れもない悪だと しかしそれを認めれば私は私でなくなる 感じることも満たされることもない虚ろな脱け殻となってしまう どうして心が痛い? 私は私であるために何をすればいい? 私とは何だ!? 私の母性は叫びたがっている「子供を浚いたい」と 私の理性は強く吼える「友を傷付けさせない」と そうか…こんなにも簡単な事だった… 私は私だ 愛も罪も矜持も狂気も全部ひっくるめて私なんだ ただ私は私でおるがままでいいんだ 爽やかな風が吹き何かが吹っ切れた そう…私は子供を浚いつつ皆を守ろう これからも ずっと それがきっと本当の私なんだ

17/07/31(月)19:08:58

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淫石ティアマトの接近が報じられる中、義兄・村雨が身籠の町で要職に就いたのは、 自身に忍の才が全全全然無い事を悟ったためと目されていた しかし善忍の正体を隠し、巫女・蜜葉として活動する私の慧眼は、 兄が物乞い同然の女達を雇い、ふしだらなカフェ建設に乗り出した上、 過疎対策に義妹を孕ませるという、兄が町長となった真の理由を看破したのである 公職と民間の癒着に妹への性行為‥その邪悪すぎる謀略に、 足の間から怒りの股噛み酒が滴り、地面に「すきだ」の水文字が躍った 悪行誅すべし――私は必ずやあの性獣を斬ると愛刀に誓った 「ヒダ」その夜、眼帯のテロリストが変電所を爆破した混乱に乗じ、 もはや巫女服は不要と服を打ち捨て飛燕を掴み、私は闇に落ちた町長室へ突入した しかし兄の天下一品の鎖鎌術に勝てるはずもなく、私は四肢を封じられその場に押し倒されたイヤッハ 「やめて下さいお兄様!兄妹の遺伝子で組紐細工を作ってください!!」 狐憑きの如く暴れ抵抗する私の胸を揉みつつ、兄が淫猥な笑いを漏らす 「ヒーッヒッヒッヒエン!快楽のスパークルを弾けさせてやろう、俺の飛燕でな」 強引の両足が開かれ、私の洞穴に兄の魔羅五郎が入ってk

17/07/31(月)11:11:04

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「海だぁ~!!」 水平線の彼方に、みらいちゃんの叫びが響き渡る ぎらぎらと大空に輝く太陽にも負けないくらいに熱いそのシャウトに、ビーチに居た人達が一斉に振り返った 自分が注目の的になっている事など露知らず、みらいちゃんは再び、声を張り上げる 「ほら、見て、リコ!海だよ、海~!」 ふんふんと鼻息を荒くしながら、眼前に広がるエメラルドブルーの海を指さすみらいちゃん 「…もう。そんなに大きな声を出さなくても、聞こえてるわよ、みらい」 みらいちゃんの隣で、リコが呆れた様に小さく溜息をつく リコに窘められながらも、未だ興奮冷めやらぬみらいちゃんは、尚もはしゃぎ続けている 周りからくすくすと聞こえてくる笑い声に気恥かしを感じたリコは、被っていた帽子を更に目深く被り直す 「…私たちもう、子供じゃないんだから。そんなに騒ぐと、みっともないわ」 周囲をちらちらと見渡し、こほんと小さく咳払いした後、努めて冷静な口調でみらいちゃんを諭すリコ 「えぇ~…そんな事言って、リコだってはしゃいでるんじゃないの~?そんなサングラスまでかけちゃって~」 …しかしリコのその大人の態度は、みらいちゃんの一言で脆くも崩れ去る

17/07/31(月)00:03:23

149レス

セルリアン退治が終わって帰る途中 キンシコウ先輩に声をかけられました 何かと思って返事を返すと 「久々にゆうえんちに行きませんか?」 とのこと ゆうえんち そう言えば久しく行ってないような気がする いいですね そう答えるとキンシコウ先輩は嬉しそうに笑った 「じゃあ 行きましょうか」 久々にやってきたゆうえんち いろんなちほーからフレンズさんが遊びに来るためフレンズの数は多く どのアトラクションも沢山のフレンズさんが並んでいる ひとまずかんらんしゃの列に並んで待つ 時間はかかったが何とか乗れた ゆっくりと高く高く昇っていき きれいな夕日が観覧車の中に差し込んでくる 「ねえリカオン ハンターの仕事 辛くないですか?」 キンシコウ先輩に聞かれる どうしてそんなことを? 「最近ずっと顔を見れてなかったので なんとなく」 にこやかに答える姿 キンシコウ先輩らしくどこか柔らかい印象を私に与える そうですね 確かに前はセルリアンに食べられそうになったり ヒグマ先輩に助けてもらったり 「うふふ リカオンはまだまだ新人ですからね 鍛えがいがありますよ」 それはどうも …べつに辛くはないんですよ

17/07/31(月)00:01:10

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