虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2020-02-10のスレッド一覧 4807件

こんばんは、スペシャルウィークです。今日は没キャラという概念についてお話しします。 没キャラというのは読んで字の如く採用されなかったキャラ、つまりはアドマイヤベガさんの妹さんです。 ウマ娘にもそんな没キャラはいまして、それも圧倒的なG1ウマ娘オーラを放つ子達が、日の目を見ることなく沈みました。 没という字には死ぬことも意味として含まれています。そう、彼女たちは死んでしまったんです。 非業の死を遂げるはずだったスズカさんとは対照的で、悲しい話です。どうにかならないものかと思った私に、ある日天啓が降りてきました。 どこかで見たような顔、誰かさんの一張羅に似た意匠の勝負服、そして予定されていた圧倒的ヒロイン感あるCV! つまりこれは、作品のサイアーラインを繋げというサインなのでは?私は訝しみました。 何が正しいか私には分かりません。ただこの子を死んだままにしたくない、この子が走る姿を見てみたいという一心でした。トレーナーさんも同じ気持ちだったと思います。 それからしばらくして。死んだはずの彼女は今日も元気に、ターフを走っているのです。 私はというとお母ちゃんになりました。めでたし、めでたし。

20/02/10(月)20:36:10

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「肉を焼くのは人生に似てるのよ」 ホットプレートを前に、語り始める愛を、純子とゆうぎりと俺がポカンと見つめる。 「じっとしすぎても、動き過ぎても上手くいかないの」 パチパチと脂が飛び散り始めた肉を素早く裏返しつつも、ホルモンの焼き加減をチェックする愛。 「肉の種類はバラけていいんか」 「お店ならともかく、お家焼肉じゃ多少脂が混じっちゃうもの、妥協も必要よ。そこも人生と同じ」 フフン、と得意げに鼻を鳴らしながら、横あいから飛び出してきたサキの箸を防ぐ。こちらの四人とは対照的にあちらのは最早戦争状態である。多少の流れ弾は仕方なかろう。 「…騒がしいですね」 「えぇ、ホルモンが歌い出したわ」 「そりゃ漫画のセリフじゃろが」 愛は唇を尖らせ、俯く。俺が持っとる漫画から引用すればバレて当然じゃろが。 「ほんに、焼肉は人生に似ておりんす。油断大敵というところも」 いつの間にか肉を取ったゆうぎりは、愛に微笑みかけると口に放り込む。が、予想外の熱さに目を白黒させた。 「えぇ、本当に油断大敵ね」 愛はまたも勝ち誇る。確かに油断大敵だ。俺たちは誰も純子が赤熊網笠茸を焼き始めたことに気づかなかったのだから。

20/02/10(月)00:39:41

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