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2019-04-24のスレッド一覧 5142件

病という重い枷から放たれた恋雪の生命は、情欲の炎を纏って激しく燃え盛った。 三尺玉が爆ぜるかの如き鮮烈な肉の疼きは、当然ながら夫の狛治へと向けられた。 ここで狛治が凡夫であれば、苛烈な夫婦の営みにはやばやと音を上げて家庭から逐電したであろうが、 狛治は体力だけは無尽蔵の益荒男であり、加えて恋雪の他に女を知らぬ身であったが故、 女人とは斯様なものかと狛治は微塵も疑わず、夜毎の恋雪の求めにも従順に応じていた。 二人の閨での様子は、謂わば獣同士がまぐわうが如き激しさで、 男女どちらとも知れぬ、吠え猛るような嬌声は二町先の軒まで聞こえるほどであった。 そしてそのような家の隣に居を構える剣術道場はまさに悲劇そのものであった。 夜ともなれば響く淫らな声と音に、道場に住み込む高弟達は満足に寝ることが叶わず、 遂にある日、木剣を片手に「いい加減にしろ」と夫婦の元へ一斉に殴り込みをかけたのだが、 二尺に達する狛治の怒張によって悉く木剣をへし折られ、その場に組み伏せられ全員菊座の純潔を散らした。 尻から血を流して壊走する道場の面々を見た女中は、奇声をあげて発狂した。 何ともまあ惨めでつまらぬ話である。

19/04/24(水)18:45:11

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