虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2017-10-25のスレッド一覧 4922件

煌めく何万年前の光に伸ばした手。それはもうここにはないもので、それを掴むために掌から零れ落ちた何か。 手放すこと、失うこと、諦めること、それらはとても悲しく辛い。私たち俳優にとってそれが原動力だ。 私たちは苦しいから歌い、辛いから踊る。それが見た人たちに喜びや勇気を与える。苦しみや悲しみを永遠にはさせない。 私が手放したものはなんだったか。思い出した時、それは走馬灯に気付く忘れ物のようであり、ファウストの言葉のようでもある。呼び止めるように伸ばした手は何も掴まない。 九代目松本幸四郎ももうすぐいなくなる。歌舞伎の芸は伝承できるが、私の歌舞伎は伝承できない。 伝えるとは難しいことだ。 私はあの星々と、ポルックスと同じようになれるだろうか。例えもうそこになくとも、人々の心に光を、勇気を、喜びを与えられるだろうか、二代目松本白鷗は。 私が手放したプルケリマは今日も踊っていた。苦しみを忘れるために、悲しみを勇気に変えるために。赤と緑のコントラスト、主星と伴星が重なるような二重光。だが、それらが私に残したものは不愉快だけである。 今日、星が消えた。何万年待てば視界からも消えるのだろう。

17/10/25(水)23:04:11

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「なかーまーとーうたうー♪」(うたうー♪) トキとショウジョウトキがデュエットしているようです 「むふ…いい感じね」「まぁ私のお陰ですけどね!」(ドヤァ 「ならもう一曲行きましょうか」「ふふん!それじゃ…」 うるさーーーーい!!今何時だと思ってんの悪ガキ共!!!! 怒り心頭のリカオンママ! 「えっ…今って…」「まだお昼なんですけど!」 お昼寝の時間でしょうがコラァ!! お昼寝中に叩き起こされる痛さと怖さを授乳してやろうか!! 言うや否や二人の歌姫を押さえ付け母乳のシンフォニーを奏でようとしていた よーし気分が乗ってきた一曲行っちゃうよ!! むり↓やぁ↑ーりぃーのまぁ↑ーすぅー!ママのちぃ↑ちがぁぁー!きもちいぃーぃいー!さぁ↓ーいこぉーおぉー!! ←ここすっごく母親 ってこの子ら寝てるし…畜生私の子守唄なんか聴いちゃいねえや しかも白目剥きながらよだれ垂らしてるし…世話の焼ける子達だよ全く さてと静かになったし授乳して疲れたからお昼寝再開っと…丁度いい抱き枕も二人手にいれたしね…おやすみなさい 慈母のセレナーデは若き歌姫達には届かなかったようだ…そしてその代償はあまりにも高くついてしまった

17/10/25(水)19:52:11

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見得を切った時、つい平行世界の扉を開いてしまった。 平行ぴるすが一匹迷い込んでしまったが、その話をする前にまずこちらのぴるすについて説明しよう。 実はぴるすとはとある菌の集合体なのである。彼らは珊瑚の様に寄り集まって人間に擬態する。 そしてその悪臭も、糞などの餌を分解した際に発生するガスによる物だ。 この世界のぴるすは交尾による自然繁殖は行わない。湯川との交尾で子が生まれても成長出来ず死ぬ。 ではどうやって繁殖するか?切り刻まれた体のそれぞれが別々に成長するのだ。 一方平行ぴるすについてだが、向うはぴるすに溢れていた。 個体数が多すぎた所為かは知らないが、彼らは共喰いを繰り返していた。 故に向うではぴるすの総数は減る一方、生き残りは肥え太るばかり。 そしてここに一匹の平行ぴるすがいる。 平行ぴるすは世界中に生息するぴるすを片っ端から食い漁り、ついでに都市を、人を、そして文明を消化してしまった。 やがて大地は完全に禿げた。その上に一匹の巨大な平行ぴるすが鎮座していた。それだけ。 ある日隕石がその頭を小突いた。衝撃で彼はボールの様に転がりだす。 転がる、彼は地上を転がってゆく、永遠に……。

17/10/25(水)01:17:21

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