「大丈夫だよ…私がいっぱい幸せにしてあげるから…楽しい事だっていっぱい教えてあげるから…
色々な事を知って……このご褒美みたいな奇跡の世界を楽しもうよ…ね……?
辛い事なんて忘れて…楽しく過ごそうよ…ねえ…お願いだから……」
そう言うとアニスは服を脱ぎ捨てて、そのまま抱きすくめる様に俺に跨ってきた
寝室の灯りは消されれていて、アニスがどういう表情をしているかは影がかかってわからなかったけれど
触れ合った肌は微かに震えていて、声だってあまりに余裕のない、いつものアニスとはあまりにかけ離れた声色で
ここまで追い詰めてしまったのはきっと俺だから、これは俺が悪いんだと思う
ごめんな、アニス
こんな駄目な俺だけど、せめて仲間のみんなくらいには笑っていてほしいのに
異世界にまで来たのに、こんな顔をさせちゃうなんてな
18/03/23(金)23:51:12
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