「おやすみ逝きさん」 「あははお休みなさいのキスキスキス!!」
(チュー略) …と言う訳でなかなか眠れないのだけどやっと寝る。
しがみつく逝きさんが急に脱力して、少し腕が緩むと眠ってる証拠。
彼女の肌はしっとりとして夏の夜に抱き付かれても暑苦しくは無い。
…ちょっと暑い。かと言って「」から振りほどくなんて選択もないし。
逝きさんの髪や首筋の匂いを嗅ぎたいのだけれど、「」は我慢する。
眠っている彼女を起こしてしまいかねないし、自分も眠らなければ。
眠らないと理性も弱まる。寝呆けて何をしでかすか分からないし。「」は自分を信用してないので。
…なので逝きさんに付かず離れずの距離を保ちつつ睡眠スペースを確保しようとして時間がかかる。
7月の夜はタオルケット1枚でも暑い。…けど深夜明け方になれば意外と冷えるので油断ならない。
「」は逝きさんの寝姿を見て、…彼女の分のタオルケットは何処だ? 夜目を凝らすが見えない。
…彼女の下敷きになっていた。羨ましい。で、「」は自分のタオルケットを半分、彼女に掛けた。
「」は逝きさんの寝顔を見詰め、それから眠るまで暫く、先のキスと深夜の虹裏に思いを馳せた。
17/07/20(木)23:57:01
2レス