虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2017-06-15のスレッド一覧 4624件

かつてない規模のセルリアンの大群 戦力比は1:10…こっちは三人とはいえ幾らなんでも捌ききれる数じゃない…どうすれば…! 「私に考えがあるわ ヒグマ…こっちへ」キンシコウ先輩…?「…何だって!?」「今は…しかないでしょ!あの状態の…なら!」「ああなったら…ですら歯が…だぞ!」「その時は私が…からあなたが後ろから…」「…わかった」先輩達何か策があるんですか? 「リカオン…いや…お母さん!助けて欲しいんだ!」ヒグマ先輩こんな時に何ふざけて「お願いママ!私達だけじゃどうにもならないの!」キンシコウ先輩まで…今状況解ってるんですか!?緊急事態なんですよ!? 「こうなったら仕方ないわ…ヒグマは右お願い」「本当にやるのか…?もう母乳はこりごりなのに…」ほら早く対策を…って何するんですか!ひっ…何で胸に口を…嫌っ!何で吸って…「何でこんな時だけまともなんだよ…くそっ…母乳出ろ…出ろよ!」「お願い…早く出して…ママになって!」 この人達…へ…変態だ…! 母乳なんか出る訳ないのに…私ママなんかじゃないのに! 頼れる先輩達だと思っていたのに怖い 怖い! 嫌!助けて!誰か助けて!だれかぁーーー!!!!

17/06/15(木)19:40:38

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その旅人の男のことは今でもよく覚えている 夕暮れ時に戸口に現れた男は、赤い柄物のシャツを羽織り、異様に青いズボンを履き、 腰か背を患っているのか不自然に上半身を傾け、なんとも言えぬいやらしい口元をしていた しかしながら旅塵に汚れた姿は哀憐の情を誘うものであり、 男から一夜の宿を乞われた私が快く応じたのも無理からぬ事だった 夕飯の後、私が男に何処から来た何者か尋ねると、男は言葉少なに、 生まれはアチャ村、名はモロだと答えた――私は俄には信じられなかった 確かに霊峰ノブの麓にアチャ村はあった、だが村は蛮神バンドーサの禁に触れ、 ノブの山もろとも更地となったのだ、それも二百年も前に… 男は言葉を続け、北のシンの地、その果ての聖都ユルサレヌを目指すと語った ユルサレヌ!それはこの世にあるとも知れぬ、詩や歌にのみ姿を見せる都だ 果たして男が旅の本当の目的を語ったか、それは私には分からなかった 翌朝すぐに男は我が家を発ち、私は旅の無事を祈りつつ男の背を見送った 男の旅は成功したのだろうか?だがあの日から数十年過ぎた今でも、 遥か北の地でユルサレヌが見出されたという話を人から伝え聞いた事は一度もない

17/06/15(木)14:58:37

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