「マスター……大好き……」
今日のレイちゃんはちゃんとお嫁さんなのでなでなでしてもうっとりと甘えるだけだ。だけだよね。
「レイちゃん、レイちゃん……」
「マスター……」
唇が重なり合い、舌が混じり合うそのテンポに合わせるように手を上下させ彼女を撫でる。唇が離れ唾液のか細い橋が途切れても彼女は夢の中にいるようだった。何度も何度もねだるように唇を突き出し、その度にそれに応じ続けた。
「レイちゃん……おやすみ……」
「は?」
……まあそうなるよね。イチャイチャしてそのまま眠れるなんてないよね。
「マスター!レイちゃんは復活しましたよ!さあ!」
何がさあだ。一瞬両手を広げ、すぐに僕を抱き締めた彼女に何の抵抗も出来なかった。
「どうですかマスター?お嫁さんとエンゲージ出来なくて溜まっていた分全部受け止めてあげますよ!」
「あ、明日も仕事だから……」
「大丈夫ですって!……早く」
ドスの効いた声で最後の言葉は付け足された。押し付けられた下半身よりもそちらの方が効果的だった。
19/05/09(木)23:52:54
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