虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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2019-12-02のスレッド一覧 493件

「よいしょ…よいしょ…」「あぁぁ~きもちいい~…」 リカオンはピーチパンサーのマッサージを受けて蕩けきっていた 「うぅ~今オーダーされたら負ける…」「うふふっ、気持ち良さそうでなによりです~はい、終わりましたよぉ」「ん~っ…体が軽い、ほんとありがとうございます」「いえいえ~いつもお忙しいみたいですしこんな事でよろしければ~」 「あ、そうだ!お礼に私にツボ押しさせてください!」「えぇ~悪いですよぉそんなの」「いえ、お返しさせて下さい!それになんだか他人って気がしませんし」「それなら…お願いしますね?うふふっ」 うつ伏せに寝そべるピーチパンサーの背や足の裏を丁寧に押していくリカオン…その手つきは手慣れたものだった 「んっ…あ!気持ちい…」「あっ!変なとこ押したら大変ですから動いたらダメですよ!」「ぁ…ごめんなさい~人にしてもらうのって慣れてなくて…あ!そこっ、そこいいの…」「どうですか?痛くないですか?」「はぃ…とって…もっ!気持ち…よくてぇ…ん…ぁん!」 リカオンの指圧を受け悩ましげに悶えるピーチパンサー…その顔は上気し朱に染まり、息は荒くなっていた… 何かおかしい…リカオンはそう感じた

19/12/02(月)01:02:25

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密閉された箱の中でぴるす君が死んでいた。不思議なことだ。この箱は全く完璧に封じられていて、外から様子を窺うことは決して叶わない。 あるいはこのぴるす君は、この箱の中でたったいま産声を上げたのかもしれない。暗闇で産まれ光という概念すら持たず、たかだか1米四方が彼の全て。彼は無知であり無意味であり無欠であるかもしれない。 とまれ箱は完全に未知であり、同時に箱の中の彼の状態はいかさま既知であり、死んでいるに違いなかった。 だがねぴるす君、常知とは能力ではない、それは能力の欠如なのだよ。 白紙とは世界を埋め尽くす無数のヘックスだ。ヘックスの欠落、それは崩落に他ならない。幸四郎ですら未だ君を殺すに留まり、死を知るに至らぬ。 海鳴りが遠くさざめき君は死んでいる。霊峰の頂に雷が踊り君は死んでいる。深き森の中、一匹の獣が伴侶を失った遠吠えを響かせるだろう。遠く空の彼方、黄金のレコードがその使命を暗黒に散らす横で、赤ら顔の青年が超新星の光に消え果てるだろう。 その光が地球に注いでも、この箱の中には決して届きはしないのだ。 私はこれから振り返り、勿論ぴるす君が死ぬだろう。死に方は、なに、これから分かる。

19/12/02(月)00:25:42

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