22/09/25(日)23:59:03 先日ポ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1664117943795.jpg 22/09/25(日)23:59:03 No.975662293
先日ポケスペ純愛健全ゾロ目スレでのレブルとルサのネタを話として書かせていただきました このスレ自体はダイススレではありません 思いっきり三次創作ですのでご了承下さい あらすじ >浴衣姿に >気ぶりルサ >レッドのリアクションが初々しすぎるのでこれは自分たちがサポートしないとダメだと思ったルサ
1 22/09/25(日)23:59:29 No.975662436
「あ、あそこ射的やってる!やってみましょう!」 ブルーの提案で皆で射的の屋台へと行く。 「ちょっとやってみない?」 「まぁ、ここまで来てやらないわけにはいかないですし」 「どっちのペアが勝つか勝負ったい!」 「いいぜ。…え、ペア?」 戸惑うレッドだが、迷いながらも銃を手に取る。 「勝負なら、負けるわけにはいかないな」 「ボクはそこまで勝負とかには興味ないんですけど、やるだけはやります」
2 22/09/25(日)23:59:46 No.975662544
そうは言いつつも、ルビーはガンスピンをしてしまう。 「男の子って、そういうの好きよね」 「どうせ使うならカッコよく、美しく扱わないと」 かっこいいと思うポーズで構えてみる。 だけどブルーは苦笑いしていた。 「はいはい。よかけんとっとと撃ちんしゃい」 サファイアに至っては対応が冷たい。 女性には分からない感覚なのだろうか。 「オレはそういうの上手くできないなぁ。 ルビーは器用だな」 レッドだけは興味があるように言ってくれた。
3 22/09/26(月)00:00:06 No.975662661
「…えー、全然当たらんー」 何発か撃つと、サファイアが泣き言を言った。 「そんな撃ち方じゃダメだよ。 へっぴり腰で全然狙えてないしね」 「余計なお世話ったい!」 指摘するとサファイアがムキになってしまった。 自分の方は何発か当てていて、レッドはそれよりは劣るが結構命中していた。 「アタシもこういうの初めてだからなかなか当たらないわー。 浴衣だから動きにくいし」 ブルーはサファイアよりはマシだが、 それでもあまり当たっていなかった。 当たってはいるが、みんな景品は倒せていないが。
4 22/09/26(月)00:00:22 No.975662771
「サファイア、そんなんじゃダメだよ」 サファイアに触れ、彼女の撃つ姿勢を正す。 「え、え!?」 サファイアが顔を赤くして、されるがままになる。 「レッド先輩も、ブルー先輩にしてやればいいんじゃないですか?」 「え!?いや、その…」 途端にレッドが赤面した。 ブルーも照れて目を逸らしている。 少し違和感があった。 いつものブルーならこういう話に乗っかってレッドをからかうような気がする。
5 22/09/26(月)00:01:18 No.975663105
結局、ぬいぐるみ1体をかろうじて倒すことはできた程度に終わった。 「これどうします?」 「サファイアでいいわ」 「ええの?」 「こういうのは後輩に譲るものよ。 遠慮なく受け取って」 ブルーからサファイアへとぬいぐるみが渡された。 「へへ…」 サファイアは上機嫌だ。 「サファイアがぬいぐるみで喜ぶなんて意外だね」 「あたしだって女の子ったい! ぬいぐるみばあいらしかって思うことくらいあるばい!」 そう言うと大事そうにぬいぐるみを抱えた。
6 22/09/26(月)00:01:43 No.975663262
次に行ったのはたこ焼きの屋台だった。 そこで買ったたこ焼きを食べる。 「ルビー、あーん」 サファイアが大きく口を開ける。 食べさせろ、ということなのだろうか。 普段ならスルーするところだが。 「…」 「…」 見られてる。 レッドやブルーがこちらを見てる。 見せびらかす目的でサファイアの意図に乗って、食べさせる。 「熱い!」 サファイアが熱がってしまったが。
7 22/09/26(月)00:02:13 No.975663447
「それはそうと、先輩たちなんか変じゃないですか?」 「あ、そりゃあたしも思うた。 なんか前に会うた時と様子が違うなって」 指摘すると、レッドとブルーはしばし視線を彷徨わせた。 が、それが終わるとレッドが口を開いた。 「実は、オレたち最近付き合いだしたんだ」 「へー、そりゃめでたか!」 「あ、そうなんですね」 サファイアとは対称的にルビーの反応は淡白だった。
8 22/09/26(月)00:02:26 No.975663519
「ルビーは驚かないんだな」 「なんとなくそうかなって思ってたんで。 明らかに前に会ったよりもお互い意識してるような感じでしたし」 「そんなにわかりやすかった?」 ブルーの質問に首を縦に振る。 「あんなの見破れないの、よっぽどの鈍感ですよ」 「うわー、普段あたしん気持ちなんてわかっとらんルビーが言うん説得力あるー」 サファイアに笑顔で言われてルビーはつい黙ってしまった。
9 22/09/26(月)00:02:47 No.975663645
「話を戻すけど、付き合ってからつい意識しちゃって。 それでいつもみたいにできなかったの」 「あー、そげなんなあたしもわかるけん」 「サファイアは結構そうだったよね。 ボクが手を握るたびに恥ずかしがって」 サファイアに睨まれる。 最近サファイアが強気な気がする。 「でもさ、ルビーとサファイアが仲良くしてるの見て。 オレたちもこのままじゃいけないなって思ってさ」 レッドが頭をかきながら言う。 「え…」 ブルーがそれに驚く。
10 22/09/26(月)00:03:06 No.975663754
「オレたち付き合ってばかりだけど、 ルビーとサファイアを見てたらこっちも進展しないなって決心ついたよ」 レッドがブルーの手を取る。 そして、指を絡ませた。 「今はこれくらいだけど…」 「…うん」 ブルーからも手を握り返した。
11 22/09/26(月)00:04:03 No.975664084
レッドとブルーと分かれて、一息つく。 「上手くいくといいね」 「あたしたちが先輩たちん役に立てたなら、嬉しかね」 こちらも手を繋ぐ。 「あん2人、よか恋人になれるかな?」 「大丈夫じゃない?ボクたちみたいに揉めたりもしないだろうし。 あとは放っておいても勝手に仲良くなれるよ」 かつては憧れていた男性。 その人の手助けができたのならルビーも嬉しい。 「じゃ、ボクらはもうちょっと夏祭り楽しもうか」 「うん!」 一緒に歩き出した。
12 22/09/26(月)00:10:46 No.975666244
翌日。 「もしもし、ゴールド先輩?」 「おう、どした?」 「朝からずーっと、バカップルの惚気や自慢話聞かされ続けて辛いよゴールド先輩…」 「あー…、あんまり抱え込むんじゃねーぞ。 我慢できねーようならキレて構わねえからな?」 エメラルドとゴールドが、そんな通話をしていた。 ルビーとサファイアに怒る30分前の出来事だという。
13 22/09/26(月)00:10:57 No.975666307
以上です 閲覧ありがとうございました
14 22/09/26(月)00:12:56 No.975666915
>「あんなの見破れないの、よっぽどの鈍感ですよ」 >「うわー、普段あたしん気持ちなんてわかっとらんルビーが言うん説得力あるー」 >サファイアに笑顔で言われてルビーはつい黙ってしまった。 「う…」って感じのギャグ引き顔してるルビーが目に浮かびすぎる
15 22/09/26(月)00:15:32 No.975667775
これでレブルルサ編完結です サファイア書くと方言変換のために時間かかってしまうという言い訳 なのでいつもより短いのになってすみません