22/09/25(日)22:33:59 「あー…... のスレッド詳細
削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。
画像ファイル名:1664112839771.jpg 22/09/25(日)22:33:59 No.975627160
「あー…体バキバキだぁ…」 デスクワークが終わり、伸びをするとバキバキッと背中から音が鳴る。 最近書類仕事や申請書類が立て込み、座りっぱなしな事が増えたからだろうか。明らかに体の調子が悪い。 まだまだ世間的には若者という分類なのだろうが、学生時代に比べると体の衰えをかんじざるを得ないものだ。 「トレーナーさん、こんにちはっ」 ガチャリとトレーナー室の扉を開けて担当ウマ娘のニシノフラワーが入ってきた。年齢的には初等部だがとても賢く優しい自慢の担当だ。 ふと、フラワーの姿を見て過去の思い出が浮かんだ。 (子供の頃、親父に頼まれて背中踏んだっけな) まだ年端も行かない時分、親孝行の一環といえば少し恥ずかしいがマッサージのような感覚で父親の背中や腰を踏んでいた事を思い出した。あの頃は父親が気持ちよさそうにしている理由が分からなかったが、今なら何となく分かる気がする。
1 22/09/25(日)22:34:33 No.975627404
「トレーナーさん?お疲れですか?」 「あぁ…フラワー、ちょっと頼みたいんだけど…」 言いかけた言葉を飲み込む。 確かにフラワーのサイズと重量ならきっと絶妙な力加減でこの体の凝りを解してくれそうな気がしたが、これは俺の体の問題だ。大切な担当ウマ娘を按摩師のように扱っていいものだろうか。 「あー…いや、なんでもないよ」 「??」 「その、冷静に考えたらあんまり良くない頼みだった」 「えっと…よく分かりませんけど、トレーナーさんの為だったら私、頑張ります!」
2 22/09/25(日)22:35:09 No.975627698
真剣な眼差しでこちらを見つめるフラワー、なんて優しい娘だろうか。早く大人になりたいというのが口癖の彼女にとって、年上の男性から頼られるというのは嬉しいのかもしれない。 …これも自己正当化の言い訳かもしれないが。 「…じゃあ、頼もうかな」 「はい!何でも言って下さい!」 「フラワー…俺を踏んでくれ!!!」