22/05/29(日)16:37:26 「マス... のスレッド詳細
削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。
22/05/29(日)16:37:26 No.932803889
「マスター、恋愛におけるABCの意味は御存じでしょうか?…あっ、んっ…」 ハードトレーニング後の入念なマッサージ中に トレーニング室にて担当のミホノブルボンから投げ掛けられた豪速球 只でさえ最近マッサージをしているとやたら艶っぽい吐息を漏らされるようになって 困っているというのに。そこへ脈絡なくセンシティブな話題を振られてしまうと まるでパニッククイズの様相を呈してしまう 「えっ、ABCかい?あー…Aはキスをする、という意味だね」 「キス…ですか?分析の結果、用法として不適切と判断します。 そのような場合であれば、KissのKが頭文字に来るべきではないでしょうか」 「うーん…それはね」 親しい者同士の飲み会のY談であれば、即座にウイットに富んだ返しをできたであろう しかし今目の前にいるのは年頃で異性の教え子、しかもウブときたものだ 返答は慎重に期する必要がある
1 22/05/29(日)16:37:50 No.932804044
「ABCというのは、この場合、頭文字じゃなくて、順番を意味しているんだよ」 そう返すと、ミホノブルボンはミホン?と数秒間フリーズ。どうやら思っていたものと 全く異なる回答を喰らってしまったようであった 「では、マスター。Bはどのような行為を指すのでしょうか…はぁんっ」 ペッティングなどと言う用語の意味は彼女の脳内ストレージには存在しないだろう 鼓動と股間の高まりを悟られないようにしつつ、噛み砕いてオブラートに説明することにした 「それは、今こうしているように、お互いの身体に触れ合う事を指すんだよ」 「ステージを把握。つまり、私達はB以上の関係にあるということですね」 「…ああ!」 もはやブルボンとのやり取りは全て危険球にしか感じられない しかし、今はマッサージにより脚部不安の芽を摘むことが最優先 邪念が順調に脳内支配地域を広める中、俺はブルボンの足首からふくらはぎにかけてを丹念に揉みほぐし続けた
2 22/05/29(日)16:38:11 No.932804167
「マスター、実はなんですが…」 と、ブルボンはここで急に無意識な攻勢を止めた、というか止めてくれた 「私はABCのことを、アルフォート、ブルボン、チョコレートの頭文字だと教わった事があるのです」 何ともブルボンにピッタリな説だ。きっと彼女の友人の誰かが 純真無垢なブルボンに適切な答えとしてそう教えてくれたのだろう 「ですから、私達の関係がブルボンと同じ頭文字をを冠するシークェンス『B』に 相当すると判明して、ステータス『安堵』そして『喜び』を獲得しました」 心なしか、彼女の表情がほっこりとしたものに変わった気がした 一時はどうなるかと思ったけど、無事に話題は軟着陸してくれたようだ 丁度マッサージも終わったところだったので、脚の調子を確認するよう促す 「…異常、確認されません。疲労は残っていますが、脚部のコンデションは改善されたと判断します」 「大丈夫そうだな、よし!今日のメニューは全部終了。お疲れ様、ブルボン」 息子が立ち上がったままなのでまだ立ち上がれないままだが、何とかこの場を〆に掛かる
3 22/05/29(日)16:38:49 No.932804386
しかし、ブルボンはいつものように一礼して去ろうとはせず、バッグからある物を取り出した 「これは…アルフォートかい?」 「はい。これでオペレーション『ポッキーゲーム』を遂行することで 恋愛ランクをAからCまでを獲得できると、フラワーさんに教わりました」 んんーーーーー!?!?!?乗り切ったと思ったのに!思ったのにー!! こちらがフリーズしている間、ブルボンはアルフォートを咥えると そのまま俺の肩をがっしり掴んで顔を徐々に近づけてきた 「待って。待ってブルボン、本当のCは君の思っているような内容じゃ…」 「むわふぁー、おえあいひあまふ…っ!」 こちらの説得を遮りながら、顔を赤らめた彼女は潤んだ瞳でこっちをじっと見つめてくる そんな本気の貌をされては、拒めなくなってしまうじゃないか
4 22/05/29(日)16:39:14 No.932804549
せめてもの抵抗をするため彼女の肩を押し返すポジションにあった両手は力なく垂れ 暫くして、受け入れるようにブルボンの背中に回った。そして――――― 数分後、トレーナー室の扉がずっと外で聞き耳を立てていたブルボンの友人達の圧力に屈し 大音響とともに扉と友人面々が倒れ込んだ事で、幸い恋愛ランクCへの即時昇格は阻止された しかし、ブルボンとの関係は明確に担当ウマ娘とトレーナーという枠を超えてしまい あまつさえ周知の事実にまでなってしまった 彼女の卒業まで取っておくつもりであった ブルボンの父親から贈られたバーボンのボトル 近々開けなければならなくなるかもな、と トレーナーはボトルの封を眺めながら覚悟するのであった
5 <a href="mailto:s">22/05/29(日)16:41:29</a> [s] No.932805289
ブルボンも耳長だから同じ耳長ムッツリスケベな友達から後押しされたら 一気に夜の差しや追い込み脚質も獲得できそうで良いよね
6 22/05/29(日)16:42:07 No.932805502
外堀が埋まっとる…!
7 22/05/29(日)16:48:49 No.932807781
なんだよマスターもブルボンのこと大好きなんじゃん
8 22/05/29(日)16:49:00 No.932807831
フラワーさんはさぁ…
9 22/05/29(日)16:55:47 No.932810115
ブルボンベビーパウダーぱふぱふの続きありがたい すごくイチャイチャしていて良かった…
10 22/05/29(日)17:02:53 No.932812554
B以上って?
11 22/05/29(日)17:10:24 No.932815263
恋のABCとか激マブ世代じゃないの…?
12 22/05/29(日)17:15:50 No.932817314
こいつらCしたんだ!
13 <a href="mailto:バクトレ">22/05/29(日)17:17:26</a> [バクトレ] No.932817882
>「…ああ!」 ビクッ
14 22/05/29(日)17:37:00 No.932825094
つまり耳の短いフラワーは全然健全ってことじゃん