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21/12/31(金)17:32:28 過去と... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1640939548167.jpg 21/12/31(金)17:32:28 No.882086544

過去と未来のタマが話してるスレみて思い付いてAIのべりすとと一緒にがんばりました 【タマモクロスと自称未来のタマモクロスの話が決裂する話】

1 21/12/31(金)17:33:02 No.882086789

「なぁ…未来のウチ…トレーナーとの生活はどうなったんや…?ちゃんとトレセンは婚活会場やないって所見せられたんか?」 いつものカフェテラスそっくりの場所でタマモクロスが問う。その相手はーーーまたタマモクロスだった。 「安心せい過去のウチ。ウチとあいつはもう家族やで……♥️」 もう一人のタマモクロスがくねくねと照れながら返す。トレセン学園の風紀の乱れにキレている普段のタマモクロスとはまるで別人だった。 それを見つめるオグリキャップとそのトレーナー。スタスタと先行して進んでいくタマモクロスを見た時はどうなることかと思ったが、特に荒事の雰囲気もなく話し合っているようで少し安心している。

2 21/12/31(金)17:33:27 No.882086961

「さすがタマだな、自分がもう一人いるというのに冷静だ……これなら平和的になんとかなるんじゃないか?」 オグリキャップがトレーナーに聞くが、その表情は固い。 「いや……未来から来たタマモクロスなんて名乗っているのが気になるな。やっぱり相棒も連れてくるべきだったか……?」 その返答にちょっと膨れてトレーナーの腕をとるオグリキャップ。 「なあ、ゴールドシップのトレーナーとキミが昔からの友人なのは聞いているが……その相棒というのはどうなんだ?今のキミの相棒は私なんだが?」 「ああ、悪い悪い!それとこれとは違うっていうか……」 そんな二人を見て軽くイラつくタマモクロス。もう一人のタマモクロスにその態度を崩さぬまま語りかけた。

3 21/12/31(金)17:33:53 No.882087112

「やかましわ色ボケオグリ!……なあ、ちゃんとあいつらとかクリークのとこみたいな色ボケ共をぎゃふんと言わせたんやろ?な?」 タマモクロスの問いに対してニヤリと笑うもう一人のタマモクロス。その笑顔は邪悪なものでしかなかった。 そして指差す先にはーーー いつのまに置かれたテレビのなかに写る二人、タマモクロスとそのトレーナーの姿があった。 いや、そのトレーナーというのは正確ではない。なぜなら彼女に専属トレーナーはまだいないからだーーー少なくとも、オグリキャップたちがよく知る方のタマモクロスには。 ならばそこにいるのはもう一人のタマモクロスのほうだろう。 「なんやこれ……これが未来のウチとそのトレーナーやっちゅうんか?」 「昔のウチ…一つだけ言うたるで。ウチは家族のおかげで走れたし、家族のために走り抜いたんや。」 「お…おう…それは良かったわ!」

4 21/12/31(金)17:34:11 No.882087209

もう一人のタマモクロスの言葉に返すタマモクロスだが、自分同士だというのに噛み合わない会話をしている事に違和感を感じる。 しかしそれについて深く考える間もなく、空間が崩れていく。 気付いたオグリキャップとトレーナーが駆け寄ろうとするが、なぜか近付けない。 食堂のイスは、テーブルは、こんなに多かっただろうか?こんな位置にあっただろうか? 回り込もうとすればその先にもなぜかある。ならばとオグリキャップは蹴散らして進むが、タマモクロスたちへの距離は縮まらないどころか広がる。 タマモクロスとタマモクロスのシャドウは何かを話しているが、その内容が聞き取れなくなっていく。 「……会場やないとか言ってたけどな、実際は結婚……」 「ハァ!?何言うとんねん、ほならアンタ、いやウチとあいつが……」

5 21/12/31(金)17:34:39 No.882087352

猛烈に嫌な予感がする。ゴールドシップのトレーナーと何度もこんな光景を見た記憶が蘇る。なぜあいつが来るまで待てなかったのか?オグリキャップのトレーナーは自省するが、タマモクロスたちの会話は止まらない。後悔する暇があったらなんとか止めないといけない、「それ」を言わせてはならない……! 「くそっ……おいやめろタマモ!落ち着いて話を聞くんだ!」 「そうだタマ!熱くなるな!」 なんとか近付きつつある二人の声は、しかしタマモクロスには届かない。そしてついにその時が来た。 「おまえら……キスしたってホンマなんかぁ!!」 「それだけやないで~。もっとその先もや♥️さっきも言うたやん、家族やって♥️」 「ハァ!?だいたい何なんや家族家族って!ウチにはお父ちゃんもお母ちゃんもチビもおるやろ!なんでトレーナーが家族になんねん!」 「しゃあないやん。そうなってしもたんや……♥️」

6 21/12/31(金)17:35:07 No.882087513

激昂するタマモクロスに対して、幸せそうに、意味深に下腹部を擦りながらもう一人のタマモクロスが返す。 「しゃーない…やと…!?」 拳を握って震わせるタマモクロス。小さな拳は握りしめられ、爪が食い込んで血が流れ出す。 「ウチの……家族……」 その顔に浮かぶのは怒りか悲しみか絶望か。 「ふざけんなあああああああ!!!」 「なんやこのやしきたかじんをバックに流してそうなちんちくりんは! こんなんウチやない!」 「ッ!それ以上はダメだタマ!」 オグリキャップが制止するが、タマモクロスは止まらなかった。

7 21/12/31(金)17:35:55 No.882087767

オグリキャップが制止するが、タマモクロスは止まらなかった。 「あーん……?今なんて言うたんや?もっぺん言ってみ?」 にやにやと聞き返すもう一人のタマモクロスに、タマモクロスは言い放った。言い放ってしまった。 「あーなんべんでも言うたるわ! 【あ ん た な ん か ウ チ や な い !】 あんな、ウチはな、ちっちゃくてもデッカイウマ娘になってな、そんで、そんで……」

8 21/12/31(金)17:36:13 No.882087870

その言葉は続くことはなかった。 もう一人の……タマモクロス・シャドウの背中から黄金の尾が突き出し、なぎ払うようにタマモクロスを吹き飛ばした。壁に叩き付けられ、肺の中の空気を全て吐き出される。 それでも身体の芯に残る痛みを無視して、怒号をあげるタマモクロス。 「なにしよっとんじゃコラアァ!何してくれてんねんワレェエエッ!」 意地を張ったが、そこが限界だったのだろう、糸の切れた人形のようにぷっつりと倒れ伏す。 べきべきと音を立ててさらに尾を生やすタマモクロス・シャドウ。 「アンタの言う通りや。ウチは《ウチ》や。もう《アンタ》なんかとちゃう……! 【我は影、真なる我】……!」

9 21/12/31(金)17:36:37 No.882088023

輝く九本の尾を生やし、なお手足が膨れ上がっていく。ウマ娘の耳はいつのまにか狐のそれに変わり、その顔はまるでのっぺらぼうのように真っ白だ。 タマモクロスを、そのシャドウを止められなかった。幾度となく見てきた瞬間だが、まったく慣れることなどない。強い絶望におそわれつつも、オグリキャップのトレーナーはジュエルを構えた。自分とオグリキャップの二人でも……やるしかない! 「くっ!ペルソナを出すしかないんだが!」 オグリキャップも同じく腹をくくったのか、自らのピースを取り出す。 二人それぞれ、自らの手の中の宝石を握りしめていく。ピシリとヒビが入る音が頭に響く。 人バ一体、オグリキャップとトレーナーが同時に拳を握りこみ、その手の中の物を砕いて叫ぶーーー! 「「ペルソナ!」」

10 21/12/31(金)17:37:10 No.882088211

二人の背後、何もなかった空間に突如として現れる異形の剣士。 オグリキャップのペルソナであるジークフリードだ。 「まずは私が行く!【チャージ】!」 オグリキャップに言われてトレーナーは素直に下がる。ウマ娘の耐久力は折り紙つきであるし、相性が悪いなら自分のペルソナと変わればいいからだ。 トレセン学園でもペルソナが使えるようになったのは驚いたが、自らのペルソナが弱体化していること、ウマ娘とそのトレーナーのペルソナが同時に発現出来ないことにはもっと驚いた。 ……だが悪いわけでもない。絆で結ばれたウマ娘とトレーナーのペルソナは瞬時に入れ替わることができるのだ。相棒がペルソナチェンジを考えて戦っていたのもこんな感じだったのかな、なんて場違いなことを思う。 「悠長やなオグリ!【疾風迅雷】!」 構えるオグリキャップに、九尾をしならせ飛び上がったタマモクロス・シャドウの飛び蹴りが迫る。

11 21/12/31(金)17:37:46 No.882088426

両腕を交差させるオグリキャップの動きに連動し、ジークフリードがそれを受け止めようとする。しかし、 「がっ!?」 ---WEAK!1more!--- 蹴り抜いた反動で飛びずさるタマモクロス・シャドウとはうらはらに、膝をつくオグリキャップとジークフリード。それを見たトレーナーは、瞬時にオグリキャップと入れ替わった。 「もう一発いくで!【疾風迅雷】!」 「行け、ジライヤ!」 ジークフリードのかわりに現れた白銀の身体に深紅のマフラーをつけたヒーローのような姿のペルソナ……トレーナーのジライヤが、二度目のタマモクロス・シャドウの蹴りを受け止める。 ---RESIST!---

12 21/12/31(金)17:38:22 No.882088647

「よし!」 ズン、と重い痛みがジライヤから伝わってくるが、致命傷には程遠い。せめてスサノオであれば無効に出来たところだが、無い物ねだりをしてもしょうがない。 現状、弱体化している自分よりもおおむねオグリキャップのジークフリードの方が強力ではあるが……ちょうどその弱点を自分が補えるのは僥倖だった。あるいは、ウマ娘とトレーナーのペルソナはそうなるものなのかもしれない。 「オグリ!あれは風だ、オレが前に出る!【ディアラマ】!」 言葉通り膝をついたオグリを庇って前に出て、回復させる。ペルソナの姿やレベルが弱体化しても、覚えたスキルはそのまま使えた。いくらでもやりようはある! 「ほーん……ウマ娘とトレーナーの絆っちゅーやつか?泣かせるやんけ~。なら……これならどうや!」 わざとらしくよよよ、と泣くフリをしたのち、タマモクロス・シャドウは自らの尾を飛ばす。 三尾を残し三つずつ二方向に飛ばされたそれは、それぞれが意思を持つように動き出し、タマモクロスを形どった。

13 21/12/31(金)17:39:18 No.882088955

一人は天井に張り付き、もう一人は床を這う。数で押すつもりか……? 「風使いなら風よりは物理か……?とりあえず【マハスクカジャ!】」 「ハッ、トレーナーもウマ娘に似るんか!?悠長やっちゅーねん!【風か光か】!」 ---RESIST!--- タマモクロス・シャドウが叫び、天井から分身が飛びかかり噛みついてくるが……すわ物理スキルか、と身構えるが思ったよりも衝撃がこない。さきほどと同じく風のようだ。これなら回復さえ挟めば押し勝てる……! だが、噛みついた分身はジライヤの皮膚を咬みちぎってタマモクロス・シャドウの本体へ戻っていく。そのままその身体は吸収され、六尾へと戻った。 「イケるって思っとるんやろ……?間違いやってすぐわかるで、【疾風迅雷】!」 先程と同じスキルなら問題はない、そう思ったトレーナーは受け止めてカウンターするべくジライヤを構えさせたが、予想外の事が起こる。

14 21/12/31(金)17:39:59 No.882089143

「うああっ!?」 ---WEAK!1more!--- 先程とは違う、全身を駆け抜ける痺れ。これはーーー雷!? 「トレーナー!?」 オグリキャップがたまらず入れ替わろうとするが、それを制する。理屈はわからないが、オグリキャップも先程弱点を付かれている……例えまた変わっても焼き直しだ……! 「ええザマやなぁ!【疾風迅雷】!」 再び突き刺さるタマモクロス・シャドウの蹴り。意識が遠退きそうになるのを【食いしばり】ながら、相棒の言っていたことを思い出した。 (『今ここにいるメンバーではアナライズが使えない、初見のシャドウにどんな行動が最適かわからない』……その通りだったぜ、やっぱりオグリと二人は無謀だったか……!) 倒れ伏すトレーナーを庇うように、今度こそオグリキャップが入れ替わり、ジークフリードを構えさせる。 「無駄や無駄や~!【風か光か】!」 今度は床に這っていた分身が飛び掛かってくる、このままではまた…… 分身がジークフリードに食らいつこうとする、その時だった。

15 21/12/31(金)17:40:14 No.882089218

「イザナギ!」 ---RESIST!---

16 21/12/31(金)17:40:27 No.882089304

割り込んできた黒い影がジークフリードを庇う。黒い学ランを着込んだ番長のようなその姿、そのペルソナが来たと言うことは…… 「悪い!トレピッピなかなかつかまんなくてよ!」 いつのまにかいたゴールドシップに抱えられ、後方に下がりながらその言葉を聞く。傷口にヒールゼリーをぶちまけられ、なんとか立ち上がり、その姿を見た。 ああ、オグリには悪いが……やはりこういう時の自分の相棒は、この世でただ一人だ。 「相棒!」 「遅くなった……陽介!」

17 21/12/31(金)17:42:15 No.882089795

おわり(ここからは最強コンビなので負けるはずがないんだが?) くっ!ペルソナを出すしかないんだが!ってレス見て浮かんでしまった いまは反省している

18 21/12/31(金)17:43:28 No.882090205

陽介なの...

19 21/12/31(金)17:45:27 No.882090938

陽介いいところ持っていくな

20 21/12/31(金)17:49:16 No.882092168

暇そうなヨースケ?

21 21/12/31(金)18:03:40 No.882097169

>陽介なの... オグリキャップはヒーローだから…… ゴールドシップのほうはゴールドシップよりヤバいやつをぶつけるしかなかった 結果こうなった

22 21/12/31(金)18:07:57 No.882098482

バレンタインにオグリのトレーナーはゴルシとゴルシのトレーナーからもチョコ貰って修羅場になりそう

23 21/12/31(金)18:20:17 No.882102452

なんで…?

24 21/12/31(金)18:21:34 No.882102915

逆だろ ゴルシのトレーナーが番長だし

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