虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    21/11/29(月)06:07:30 No.871405030

    [不定期] 俺は結月ゆかりと東北きりたんのロリインピオが見てぇよ [今の予定] ・きりたん5歳とゆかり7歳から満足するまで ・コッショリ ・7歳をどんどんヤバくして遊ぶ

    1 21/11/29(月)06:08:15 No.871405067

    それから暫くが経った。 あの日以降、彼女が私にキスをすることはなかった。 少女が私の唇に触れた時あんなに熱く感じたのは、錯覚だったのか少女の体温が高かったからか。 それとも夏の暑さが、たまたま少女の肌を通じてそう感じさせていただけか。 その問いに答えは何時までも見つけられていないし、あの感触が脳裏に焼き付いているのは一つの事実としてある。 日が経てば忘れてしまうだろう、なんて考えていた自分がいかに浅はかだったか。 そんな事を考えながら、気がつけば唇に指を触れていた。 乾いて少しカサつく唇に、指が触れたせいか少し皮がめくれる。 ……後で、リップクリームでも塗っておかないと。 ふと外を見ると、粉雪が舞っていてまだ灰褐色の空を、ふらふらと地面に落ちていく。 地面に落ちた雪の残滓は、土に溶けてやがて泥になるだろう。

    2 21/11/29(月)06:08:30 No.871405077

    「……もう、幼稚園も終わりか」 そんな事をぼんやりとつぶやいて、窓に指を触れる。 指先から逃げた熱が、ガラスに伝って薄い蒸気の膜を張っていく。 冷たい、なんて考えながら、私はガラスに触れた手のひらから熱が抜けていくのを楽しむ。 部屋の中では少し暑すぎるほどの暖房が熱気を帯びていたから、少し寒すぎる筈の温度すら心地よかった。 そんな事をしていると、背後から少女の声が飛んできた。 「きりたん、風邪引くよ」 「あ、いえ、少し暖房にあてられたものですから、涼んでいたのです」 そう言いながら振り返る。 声の主は、ウール生地のセーターを羽織って、こちらに近づいてきた。

    3 21/11/29(月)06:09:49 No.871405126

    「……でも、ほら今夜は冷え込むそうだから」 「そうですか……なら、今夜は少し厚着を用意したほうが良いのですかね」 「うん……あ、唇」 そう言って、少女が私の唇に指をあてます。 少しだけ鋭い痛みが走って顔を顰めると、彼女は驚いた後に申し訳無さそうに眉を曲げました。 「あ、ご、ごめんなさい」 そう言って、引いた指に着く赤い血液が、私の目を惹きました。 ……ああ、唇が切れて居たのか。 そうしてめくれた唇から、少し血が滲んでいる事に気が付きます。

    4 21/11/29(月)06:10:06 No.871405133

    「ああ……切れていたんですね」 「う、うん……」 そう言って申し訳無さそうに眉をへの字に曲げたままの彼女を尻目に、私はポッケから白いハンカチを取り出して血を拭いました。 ハンカチを当てて少し血を吸わせた後、白い生地に小さな赤い染みが残っていました。 その血が赤色から、段々と黒っぽくなっていくのを見ていると少女がこちらを心配げに伺います。 「だ、大丈夫?」 「……ええ、大して痛みもありませんから」 「えっと……そ、そうだ、リップクリーム持ってくるね」 「え、あ、あぁ、はい」

    5 21/11/29(月)06:10:33 No.871405157

    私が返事をするやいなや、彼女は部屋へと駆けていきました。 一人残された私は、彼女が触れた唇を撫でます。 まだ乾きかけの唇のかさぶたの一部が崩れて、指先で粉になっていきます。 ……何やってんだか、そんな事を思いながら私は苦笑いを零しました。 それからまた目線を外に向けます。 先程まで降っていた雪は止まり、葉に残った溶けかけのみぞれが先程まで雪が降っていた残滓でしょう。 ……ああ、もうすぐ秋も終わるのだな、なんてぼんやりと思いました。 もうすぐ冬が来て、冷たい雪が降り始めるのです。 「はー……」

    6 21/11/29(月)06:10:55 No.871405170

    私は窓を少しだけ開けて息を外に吐き出すと、息が外の空気に触れて白ずんで溶けていきます。 そうしていると、体が冷えてきて私は窓を閉じました。 もう十分に冷えたかな、そんな事をぼんやりと思います。 少し冷えすぎた位か、そんな事を思いながらちゃぶ台に座り込むと、湯呑に入っている冷めたお茶を飲み干しました。 ……もう一杯入れようか、そんな事をぼんやりと思っていると足音をたてながら少女が駆けてきます。 「はい、持ってきたよ」 「……別に良いですのに」 そう言って、ピンクと白の少しいちごの匂いのするスティックを、こちらへ差し出しました。 リップクリームを受け取った時、私は彼女の唇も少し乾いて居ることに気が付きます。 「ゆかり、唇」 「……えっ、あ」

    7 21/11/29(月)06:11:29 No.871405198

    私がそう彼女にいうと、少女が唇に触れて少し驚いたような顔をしました。 「朝塗ったのに……」 「……はは」 そう言って困った表情の少女を見て、ふと私はワルい事を思いつきました。 「……ゆかり、私が塗りますよ」 「え、う、うん……」 そう言って、一度受け取ったリップクリームの蓋をとって、芯を出しました。 彼女は少しだけ困惑したような表情をした後、おずおずと顔を突き出します。 ……その表情がまるでキスを待っているようで、少しだけお腹が熱くなるのを感じました。

    8 21/11/29(月)06:11:52 No.871405213

    「……塗りますね」 「お、お願いします……」 なんだか変な事をしているようだ。 ……いや、実際そういう事をしてるのだけど、なんて言い訳めいた事を考えつつ、彼女の唇にそっとクリームを塗っていく。 「……痛くないですか」 「う、うん……」 そう言って少しずつ少女の体温で溶けていくクリームを、少女にいつもより多めに塗っていく。 少しだけ量が多いと感じ始めたのか、少女が困った顔をして目を開く。 唇を抑えられているからか、彼女は何かを言いたげだが言えずにいるのを良いことに、少し多めに塗りたくる。 「……あ、あの……」

    9 21/11/29(月)06:12:14 No.871405226

    そうしていると、ついに少女が困ったような顔をして口を開く。 そんな少女の顔を見ながら、私は少しだけ意地の悪い顔をしてみる。 「ん、どうかしましたか」 「ちょ、ちょっと……量が……」 そう言って困ったような顔をする少女を見ながら、私はリップクリームをポッケに仕舞ってから顔を差し出しました。 「……さ、次は私ですよ」 私がそう言うと、彼女は困ったような顔をしました。 「え、で、でも……その……リップクリーム……」

    10 21/11/29(月)06:12:30 No.871405239

    そう言って困惑したような少女に対し、私は彼女の唇を触ります。 指で柔らかな唇を撫でると、余ったクリームが指に乗りました。 まだ困惑している彼女に、私は少しだけ囁くように口を開きます。 「……あるじゃないですか」 「……えっ、あっ」 そう言うと、少女は気がついたのか驚いたような顔をします。 「……ほら、早く」 「……いいの?」

    11 21/11/29(月)06:17:34 No.871405446

    つづき①:fu569796.txt つづき②:fu569797.txt つづき③:fu569798.txt まとめ:fu569799.txt キスするだけですげぇ時間掛かったな……幼稚園児と小学生だもんな……レズインピオにはまだ時間かかりそう こんなんで3月初旬までに後3作も書けるんですかね 今日はここまで

    12 21/11/29(月)06:37:53 No.871406246

    いい…

    13 21/11/29(月)06:41:21 No.871406397

    分かってない年上に良いようにされる 分かってる年下 とてもいい…

    14 21/11/29(月)06:42:13 No.871406444

    いいよね…

    15 21/11/29(月)08:36:15 [s] No.871416767

    いい……書いててとても楽しい…… 6歳の考える内容じゃないとか一瞬正気に戻りかけるけど、その度にニコチン80mgで正気を消し飛ばすンだ