21/10/31(日)06:46:34 夜の... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1635630394944.jpg 21/10/31(日)06:46:34 No.861832375
夜の底を這いずりまわるように一心不乱に列車はゆく、その目的地も分からぬままに、果てしなき雪の荒野を切り裂く、その音は雪の降る音にかき消され車中は静寂が支配していた。 私は特別に深夜営業をしているバーラウンジの付いた車両で顔見知りになった幾人かの男達と酒を舐めながら寝る前の一時を楽しんでいた。一人は絵や詩を書きながら放浪しているオー君という青年。一人は大学の教授、一人は初老に差し掛かったフリーのライターであった。我々はこの出会いに感謝し話も弾んだ、酔いが回ってきた頃、これは一筋縄ではいかない連中だと気づいた。そして誰が言い出したのかは忘れてしまったがこの中で一番興味深い話ができるのは誰か? そんな話になり、終点に着くまでの間に誰が一番か決めようじゃないかとそんな余興を始めたのである。各々一人ずつとっておきの話をして行こう、誰から行く? じゃあ俺から行きますよ一番若いしね。オー君が名乗りを上げた、最初なんだから景気をつけてくれよ、楽しみにしているからな。自然と拍手が沸き起こり皆が彼の話に耳を傾ける、オー君は勿体をつけ咳払いするととつとつと語り始めた。 アレは俺が中学生の頃の話ですよ。
1 21/10/31(日)06:46:47 No.861832393
五分の気合入った角刈り逆三角形体系の剣道の先輩、女に見向きせず俺は剣道一筋だからな、女に興味ねぇって男らしい発言に後輩として濡れた。 ケツの穴が引き締まる思いだった。平成の物干し竿振り回し練習に励み、腕を肩に絡めて息の上がったまま耳元で熱い吐息を漏らしつつ濡れた声で、夜の突きはもっと凄いぞってイッてくるの! もうたまんねぇぜ! 俺みたいなノンケでも男に惚れちまうって事ってあるんだなぁって心底感心させられたぜ。いや感動だったね、先輩の竹刀を操るバカテクと飛び散る汗の香りでもうメロメロ、飛び切り臭え夏場の防具の匂い嗅ぎたくて、何度も防具置き場へ忍び込んで、竹刀シゴキながら雄メルガンギメして何度もイッちまったね、いやぁ男の中の男ってこういう事を言うんだなってマスカキながらマスマス尊敬、まことしやかにあの先輩がホモだって噂\もあったけれど剣道のことしか考えていない人だと思った。 ある日教室に宿題忘れて夕焼けの逆光激しい中学校に戻ると先輩が全裸で俺の席に股間擦りつけて一心不乱、雄叫びあげてね、俺驚いて勃起しちまったよ! ぼうっとその光景眺めてたら先輩がこっち見て、目が合ってその後は……。
2 21/10/31(日)06:47:10 No.861832411
その後はと言った所でオー君はフフッと笑った、何だいその後どうなったんだい? 教授がニヤニヤしながら続きを促す。オー君はどこか恍惚とした目で遠くを見つめ、合宿が熱かったんですよねぇ、先輩の突きは鋭かったけれど俺の夜の突きはもっとスゲェぜって自分で言ってた通りでしたね、汁が飛び散ってもう雄臭いの、二人で体重ねて倒れ込むまで夜練に励みましたよ。 そこまで語るとほうと息を継いだ、酔いが回っているようだ。教授がウィスキーを傾ける、君それってゲイの惚気話? そう言うの嫌いじゃないけれどこの面子で話す話題としてはどうなの?俺ゲイじゃないですよノンケですってば! ノンケは自分の事ノンケって言わないよなあ、教授が更に茶々を入れる。だからホモじゃなくてノンケなんですってば! またノンケって言った! 教授がサディスティックに嗤う。ノンケは普通ヘテロって言うもんだよ。 ノンケなんてゲイ用語さ、んもー違うって言っているのに、じゃあホモでいいですよもう! 彼はむくれつらをしてビールを呷った、彼は今この瞬間ゲイセクシャルとして認められた。じゃあ次は私が話をしましょうか、黙って眺めていたフリーライターが口を開く。
3 21/10/31(日)06:47:24 No.861832429
若い編集と打ち合わせのため、上野の喫茶店で会う約束をしていた。昨晩嫁さんが作ったままテーブルの上に放置された冷蔵庫の余り物を煮込んだ料理とも言えないような物を急いで食ってきたのが悪かった、上野の駅に着くと急に腹具合が悪くなった。 幸いどこかでぶらぶらしようと、早く出ていたから時間はある。便所を探して彷徨っていると宇都宮線のある十三番ホームに辿り着いた。おっ便所があったと慌てて駆け込むと咽返る異臭が漂う薄汚いトイレだったが緊急事態。勢い込んで奥のほうを覗くが生憎大便所は全て埋まっていた。 イライラしながら待っていたが、何時まで経っても出てくる気配がない。急に静寂があたりを支配する。腹の痛みに耐えていると便所の奥から微かに人の息遣いが聞こえてくる。はあっはあっと熱く湿っぽい吐息……。 しかも一人だけではない複数いる! 瞬間全部の扉がバンッと開き下半身丸出しの青年達が出てきた。ようこそ男の世界へ! おっさんノンケ? 男好きする面しやがって! その後はよく覚えていない、無理やり青年達に尻穴を掘られ、酷く下した。 薄ぼんやりとそんな記憶があった、ただ打ち合わせには間に合ったと思う……。
4 21/10/31(日)06:47:38 No.861832450
ありゃ夢だったのかなあ、どうにも記憶が曖昧でね、前後の記憶が抜け落ちているんだ。無精髭を撫で中年を過ぎ初老に差し掛かったフリーライターが呟く。誘いノンケって奴ですかね? って言うか貴方ホモですよね! オー君が仲間を見つけたとばかりに喜ぶ、ホモ仲間が見つかってよかったじゃないか。教授がオー君の腹を掴む、やめてくださいよぉ俺はホモじゃないですってぇ! いい年した大人が戯れ合う、でもまあフリーライターなんて仕事しているとこういう不思議な事あるんですよねぇ、昔はハッテン場潜入リポートなんてのもやらされたりしたんですよ、そういえば後から知ったんですけれど上野のあの便所も有名なハッテンスポットだったらしくてね、まぁ私は運が悪かったのかな? いや、ウンは付いちまったのかな、そこら辺何も覚えていないんだけれどね。一人あの夏の日、瞬きを繰り返す古く色褪せた街灯に導かれいつもの帰り路をゆく。 そんな白昼夢を見た感じだったよ、そう言い終わるとバーボンを一舐めした。じゃあそろそろ私がお話させて頂こうかな、グラスのウィスキーを空にすると追加でもう一杯ウィスキーを頼み、襟を正して咳払いをし教授が語りだした。
5 21/10/31(日)06:47:51 No.861832465
あくまで聞いた話だがね、教授は懐からパイプを取り出し甘い香りのする煙を吐いた。ちょっとそれって本人の実体験何じゃないです? オー君が仕返しとばかりに教授に茶々をいれる。髭を撫ぜ少し物憂げにオー君を見つめ返すと教授は目に光を込めで、その場合私は君にどんな事をすればいいのかな? と煙を吐き出しつつ呟いた。 嫌だなぁ教授冗談じゃないですか、一気に萎縮し薄ぼんやりとした曖昧なニヤケ笑いでごまかす。 君は調教しがいがありそうだね、今度伝えておいてあげよう、もう一度パイプの煙を吸い込む。 オー君がいきなり自分のゲイ体験話し始めるから我々もそれにつられてしまいましたなあ。フリーライターが帽子を脱ぎ、頭を掻きながらぼやく。 そろそろバーも閉まることですし誰が今晩の一番か決めませんか? いや、まだでした。まだ一人話していない人がおりますな……。私に視線が集まる。 そうですね私の番ですか、そろそろこの辺りで捻りの聞いた話が欲しいね、そうコックリングの回転のように、コックリングですかコックリング、コックリング……。 あれはそうですな、見る者を欲望で支配する破滅のコックリングを拾った時の事です。
6 21/10/31(日)06:48:19 No.861832498
破滅のコックリングを装着しマラギンギンで、ケツの割れ目に破滅のコックリング捨てるため富士の樹海に行った時、ああ、破滅のコックリングなんてものはないんですがね。 でも割れケツピタパンのろりと顔出すキングマラ、マラマラピンピンガチマラ勃起、ソフモヒ猿顔ゴリマッチョ、ゴリンゴリンのアナルカントに腸液ビショビショ臨戦態勢筋肉質の上に腹にぼってりと脂のノッてそそるガタイ、アレは欲棒を飲み込み挿入した者を破滅に導く破滅のハメケツ! こいつぁやべえと欲棒の肉棒扱きながらジューシィな肉汁ガンガン垂れ流し、そんで休憩所で休んでた。ガチムチ胸毛坊主が復活したんで即尺唾飲みディープキスしたりしつつ最後は飲精! 俺のケツにキスしな! ケツ穴に溜まった雄汁ずるずる吸い出し、牛乳噛むみたいにクチャクチャやってもうたまらねぇ! コックリングつけたまま欲棒をズルリと挿し込んだらもう家族の事とかどうでも良くなって、ああ、体が腐ってゆく、甘美に蕩けるようにってなって、そこで皆帰り始めたんだけど、シャワー浴びてたらラガー兄貴が樹海パーティーの記念だってガンガン掘ってきて、最後まで種付けしてもう身を持ち崩すって感じ!
7 21/10/31(日)06:48:34 No.861832511
っていう話を知人のO君と言うのがしてね、あれはO君の作り話だったのかなあどうにも信用のおけないところがあるからね、なんとも言えないよ。さぁ私の話はこれで終わりだ、今晩の話はこれまでにしよう、だんだん酔いが回って来てしまった、そして一つ疑問がある。 もしかしてこの中に男色家がいるんじゃないかということだ。それは私には誰かわからない。でも多分きっと彼は自分の中の雌の部分を刺激して今大変に興奮していると思うんだ。きっとそれは想像妊娠した雄豚のような心持ちなんだと思う、だから自分からは絶対に名乗り出ない。そしてその彼を炙り出すことはとっても酷いことだと思うんだ、だから私は彼が誰なのか、それを考えたり、ましてや詮索することなんて無いんだ、でも彼には聞いて欲しい。君は真性の男色家だ、そして一つ気になる事がある。ここで皆が話した話、それは全員同じ人物のことを話しているのではないかということ、そしてそれこそが彼と言うこと。何じゃないかと思うのさ、無論真相はわからない、我々は初めてここで会ったんだし、話し込むことになったのも偶然だだからこの話はここでおしまい、ただそれだけの事なんだ。ではおやすみ……。
8 21/10/31(日)06:48:49 No.861832529
錆びれた街に懐かしい風が吹き追い風になって背中押す、夜汽車は征くただひたすら真っすぐに、この中に一人ホモがいる! それは事実のようであった、少なくとも私は確信した、夜は深さを増し明かりは消え皆自分の部屋へと戻る、ああ冬の夜の旅がこんなにも熱いものだなんて想像だにしなかった! 私は酔い覚ましに窓を開けカミソ\リのような空気を部屋に招き入れる。酔が少しずつ引いていくのが分かる、肌が冷たく引き裂かれてゆく、爽快感が体を吹き抜ける。眠けが冷めて脳が覚醒してゆく、そして体だけが泥のように重くなる、男色家、衆道、薄汚いオカマ野郎、ぐるぐる回って落ちてゆく、昔の事を思い出す、一人の男が壁に手をついて尻をこちらに向けている。 全裸だ、じゃあそこの先走り汁出している君からどんどん行ってみようか、オッス失礼します! ここは何処だ? 何故皆裸なんだ? これは夢か幻か? 複数の視線を感じる。ネットリと絡みつくような視線、なにか忘れていることがある、なにか大切なこと。それからの記憶はなくなっていた、ふとそんな幻覚を見た、汽車は征く夜の平原をゴールは無い、折り返しも無い、風を切って駆け抜ける限り無い疾走……。
9 21/10/31(日)06:49:01 No.861832544
おはようございます こちらからは以上となります もしよろしければおひねりはそうだね頂けると励みになります
10 21/10/31(日)06:49:17 No.861832555
それとこんなんでました 14年越しの成果物 http://www.dlsite.com/bl/dlaf/=/link/work/aid/tsumannedat/id/RJ351566.html ヒ始めました https://twitter.com/jyukaikuma
11 21/10/31(日)06:50:48 No.861832657
始めちゃったかぁ…
12 21/10/31(日)07:01:23 No.861833421
夜汽車といえば冬が舞台になるよねなんでかわからんが
13 21/10/31(日)07:03:35 No.861833606
怪文書らしい怪文書
14 21/10/31(日)07:12:04 No.861834292
読むの時間かかりそうだしね おまけの音声ですよ f23981.mp3
15 21/10/31(日)07:14:25 No.861834465
>おまけの音声ですよ >f23981.mp3 16分近くあってびっくりした
16 21/10/31(日)07:14:39 No.861834476
16分!? ちくしょうついなちゃんなんだと
17 21/10/31(日)07:27:10 No.861835403
>夜汽車といえば冬が舞台になるよねなんでかわからんが 川端康成のイメージが強そうではあるね
18 21/10/31(日)07:38:44 No.861836479
昨日のついなちゃんもよかったけれど 今日のも合ってるなあ
19 21/10/31(日)08:06:48 No.861840114
女性向け…女性向けかなぁ…